仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.10.04
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カテゴリ: 東北
今朝の河北新報に出ていたが、酒井賀世さんが書いていた。酒井さんが毎週登場する朝のNHKラジオでも先日紹介していておられたが、鶴岡には今でも南洲翁(西郷)を顕彰する気風があって、神社まである。兄弟都市交流の一環で鹿児島を訪れた時も、皆普通に西郷先生と呼ぶので、鹿児島の人にも驚かれた、というエピソードも。

河北の紙面から、酒井さんが記す西郷の遺訓、そして庄内と鹿児島の交流について、若干メモをしてみる。
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庄内の家々には西郷隆盛の写真が飾られ、鹿児島に次いで最後の真筆が存在する。また酒田市には南洲神社がある。
経緯はこうだ。戊辰戦争で鶴ヶ岡城の開城引渡は新政府の参謀黒田清隆が行ったが、寛大な戦後処理の指示をしたのが司令官の西郷で、酒井家は明治以降も庄内に居を構えて庄内の復興を支援することとなる。
明治3年には西郷の人徳に感銘を受けた酒井忠篤以下藩士70人が100日にわたり鹿児島に滞在し西郷の教えを受ける。後に南洲翁遺訓として出版され、今でも庄内では西郷先生など敬称を必ず付ける。
旧藩家老の菅実秀は、西郷の賛同と奨励を得て松ヶ岡開墾事業を行う。旧藩士3千人が鍬を持って323haの開墾を成し遂げる。
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ところで、酒井さんは毎週ラジオで声を拝聴するが、さっきネットで見ていたら、いくつか写真で紹介されていた。パネリストとして経歴も紹介されていて、声では私と同年代くらいかと思っていたのが、失礼でした。学芸員の仕事だけでなく地元の文化関係に広く携わっておられるようで、庄内の文化を伝えようという前向きな活躍に敬服し、今後とも長くご期待したい。



そう言えば今日の新聞には、同じくNHKラジオの東北ローカルに出ておられた、大間のあおぞら組の代表の島さんが出ていた。今日の紙面では函館との間のフェリー存続を訴えて、元気な姿の写真がカラーで載っていた。

地域の核となる方たち。がんばろう東北。





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最終更新日  2008.10.05 00:17:09
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