仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2011.11.11
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カテゴリ: 宮城
昨日と同様に朝の河北新報記事の情勢分析に基づいて、激戦区の当落を考えたい。

■前回の記事
県議選 激戦の仙台市内3区 (2011年11月10日)
宮城県議選 激戦区を追う (2011年11月9日)

■石巻・牡鹿(定数5)

記事では、いずれも自民系無所属の2氏、元職S氏と現職M氏が優位。共産新人の元市議M氏が続き、その後を4人が追うという分析だ。2議席を争う4人とは、記載順に、自民現職S氏、自民元職I氏、民主現職K氏、民主現職S氏だ。いずれも知名度も実績もある人たちだが、それにしても共産新人が先行したのは私には意外だ。地元に浸透し実績のある人物なのだろうが、仙台や塩竈以外で共産県議誕生は珍しいだろう。反面で民主の苦しさは歴然、ということか。

■角田・伊具(定数1)

定数が減って現職は必ず落ちる。そこに新人も加えて3人の争い。数字だけでみれば県内最激戦とも言える。記事では、自民現職T氏、自民系無所属現職H氏、民主新人T氏の順に記載している。地理的に放射能問題が争点かとも思われそうだが、記事では触れられず。もっとも、朝日や読売の地域版では、民主新人が放射能対策を掲げて票を集めようとしているように描写していたが。

選挙公報では、現職2氏は放射能対応の推進などという一般論で終わり、民主新人は、健康被害調査をやりますと約束している。どれだけ対立軸となっているのか。都市部と違い、これで浮動票が左右されるという地域でないということかも知れない。





総じて、自民現職の議席保持がめだつ。中でも石巻は象徴的だ。前回に続いて現職元職の厳しい生存競争が基本にあるとは言え、それにしても知名度ある民主現職2氏が落選もあり得ないではない異常さだ。国政の迷走だけでなかろう。いくら財務大臣を出した地元とあっても、被災地の肌で感じた投票選好が民主に流れはないということか。

今回の県議選を経た勢力図は、従来とかなり様相を異にするものになりそうだ。民主の減衰、みんなの登場、共産の勇躍がキーワードか。いや、ちょっと気が早かった。開票後に、じっくり考えたい。まずは皆さん、棄権せずに投票をお願いします。





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最終更新日  2011.11.11 20:15:33
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