さんぽ すすんで にほ さがる

中学生 (1年・2年)



 ★目立ちたがり屋でお下品な私★ 私が1年の時一緒にいた友達もおしゃれで明るい子でバスケ部のY・Kと仲良く、2年の時は、おしゃれで目立つ存在の子で男っぽいA・Jとバスケ部でかわいいH・Rといつもいた。しかしH・Yがいじめられていることを知り、H・Yと一緒にいるようになったが、かなり気が合った。最初H・Yはおとなしい子だったが、私の影響でどんどん明るく、お下品になっていった。

 ★こっそり★ 中学の時の楽しみは、母に知られないようこっそり友人に漫画を借りて読んだこと。勉強している振りをしながら、聞き耳を立てて母が2階へ上がってくる足音を察知するのは大変だった。そして、友達同士の手紙交換。
 しかし、中学生にもなってテレビもダメ、音楽もダメ、雑誌もダメ、漫画もダメ、おしゃれもダメと言われると辛かった。テレビはこっそり見ていたが、堂々と見たかった。認められたかった。

 ★好きな人★ 私が中1の時の中3にかっこいい人が沢山いた。その中でも頭の良いT・Kの事が好きになった。周りの友人も応援してくれ、同じく彼を好きなF・Yと、3年のクラスを天窓からこっそり覗いていた。どこに住んでいるかを知ろうとして帰り道を付いて行くなど、かなりストーカーじみたことをしていた。

 ★初バレンタイン★ JWではバレンタインデーを祝ってはいけないが、T・Kにチョコをあげたかったため、自分の部屋でこっそりトリュフを作った。ヒーターで板チョコを溶かし、雪で冷やし固めた。母がいない間に、借りたものを返した。そして普通のスーパーでもう一種類高級チョコを買った。そんなにも食べられないと分かっていたが、気持ち的に沢山あげたかった。
 チョコはをF・Yとあげた。セッティングは友人たちがしておいてくれた。とても恥ずかしかった。「ありがとう」と言って受け取ったT・Kの指は長くて綺麗な形をしていた。近くで顔を見るとますます美形だった。私は不細工だった。

 ★告白★ 中2、中3の時、合わせて5人ぐらいから告白された。不細工な私を好きになる人はきっと私の性格を見てくれていたのだろう。でも、タイプではなかったので誰とも付き合わなかった。
 私の好きな人は、もう卒業してしまったが、初めてチョコを上げたT・Kだったから。今でも好きだ。どこにいるのだろう。


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