おいしい 千葉 ~ponの食べある記~

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2006.11.06
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カテゴリ: 浦安市
東京ベイホテル東急に向かった。そこのティールーム「ミモザ」で、期間限定のスイーツバイキングがきょうから始まった。前回私がやってきたのは2月だったが、今回はその秋バージョンである。どんな品物が並んでいるか、入る前からワクワクものだった。前回の失敗にこりて、ちゃんと予約を入れておく。(ホテル系ブッフェの人気はすさまじく。舞浜から東京寄りでその種のブッフェにありつきたかったら、予約はぜったいかかせない)これで楽にテーブルにつくことができた。

さっそく席を離れて、まずは食事系・塩気系のほうから取ってみる。薄くスライスした小さめのパンが5種類くらい用意され、その隣にハムやらポテトサラダやレタスなどの具材が置かれている。そのままサンドしてもよいし、平盛りにして食べてもよい。タラモ(たらことポテト)サラダをペーストした上にハムとチーズとレタスをのせてサンドしてみる。もっと奥にいくと、キッシュが2種類用意されていた。どちらも盛って、とりあえず席につく。

ポテトのキッシュ。ほうれん草のキッシュ。どちらもマイルドな塩加減がちょうどよくて、美味しいことこの上ない。甘味がなければ、何度も取りに行きたいくらいだが、きょうのメインはあくまでスイーツだろう。腹八分目というか、腹0.3分目くらいでとどめておく。

飲物がフリードリンクなのがうれしい。温冷の珈琲・紅茶・ウーロン・オレンジジュース・アップルジュースなどが並んでいる。

ケーキ類の食台を見てみる。イチゴのショート・クランベリーのブラマンジュ・クレープオーシュゼット・苺のミルフィーユ・フォンダンショコラ・カボチャのプリン・なめらかプリン・グレープのスープナタデココ入り・フルーツのフロマージュ・さくさく焼きたてアップルパイ・チーズケーキ・マンゴのクリームケーキ・フィナンシェ・ガレットなど並ぶ。

適当に4種類くらい盛ってくる。その中にミルフィーユがあった。

こやつを食べるたびに疑問に思うことがある。この硬質なパイ皮を段重ねにした千の葉という名のスイーツを、他の人はいったいどうやって食べているのだろうか。皮が柔らかければ何の問題もない。しかしこう名のついた奴のほとんどは、パリパリのカチカチ仕様なのだ。ここのもまさにそうだった。フォークで上からカットしようとすると、まずはうまく切れない。力の加減を下手すると、皿まで強く抜けて、その勢いでお飾りのイチゴがとなり席まで出張しそうだ。

うまくカットしたとしても、本体は無残に没落し、皮の残骸は悲惨なくらい飛散していることだろう。まったく食する前にボロボロ化するやっかいな奴だ。人さまに迷惑をかけず、しかも無格闘できれいに食べるには、大口をあけて一気食いするか、あるいは子どものように上から一枚ずつはがしていく食べ方しかない。

私は後者でいってみた。苺だけまず食べる。そのあと、ペロリンペロリンと上から順序よくはがして、それを食していく。中のほうは湿気を帯びた皮になってくるので、上からのカットも可能になるが、もうこのやり方で通していく。おいしい。おいしすぎる。(まったく関係ないが。アーモンドチョコなど、外のチョコだけはがしなめるように食べて、中のアーモンド粒だけ残し、それを最後に戦利品のようにながめてから食べていた。これも子ども独特の食べ方だった)

係りの女性がきてパフォーマンスがはじまる旨を教えてくれた。シェフが前に出て、それぞれの客の選ぶデザートを作ってくれるのだ。5つのプレートが掲げてある。今回の品物は次のとおり。

・パイナップルとバナナのコンフィ フランボアのシャーベット添え
・季節のフルーツと苺のアイスクリームをチューリップクッキの中へ
・ブルボンバニラのクリームブリュレとジャスミンのソルベ
・キリッシュワッサーにて味の紅茶シロップのサバラン季節のフルーツ飾り
・カラメリゼしたミルフィーユとヌガーアイスクリーム洋梨のコンポート添え

全品食べてみたが。中でもクリームブリュレは最高。これほどやわやわで上等にとろける品物には、お目にかかったことがない。スプーンを入れるとき、普通はその入射面に表面張力のような淡い抵抗があるものだが。それがまったく見られずに、溶けたアイスにでも差し入れるように素直に入った。プルンプルンという実質もプルプルという実質もない。ほにゃほにゃで、ヒョロロンヒョロロンで、ぽぽよんぽぽよんだ。どうにもこうにも柔らかい。

そのあとチーフパティシエが同じ台についた。今度は解説付きで、実演パフォーマンスを行う。たぶん今回のメインとなるだろう(和栗・洋栗・紫いものスペシャル3色モンブラン)を作りはじめる。

大判のクッキーを置き、その上にチューブで円を描くようにして、餡を盛っていく。さすがの手際のよさ。中途で途切れてもすこしもあわてず、そこからまた絞りはじめる。それでいて変な模様にはならない。紫いも→洋栗→和栗という順番でサグラダファミリア教会を形作っていく。ブルーベリー粒とクリームで周りをドットで飾る。くるみの実をのせ、パウダーシュガーを振って完成。
ミモザ 3色モンブラン
ミモザ クリームブリュレ

食べると、これが最高。甘さ控えめの餡のため、素材の旨みというか、本来の甘味が味わえる。それぞれにおいしいが、それを混ぜるようにして食べるとまた美味しい。(境界礼賛)をまた唱えたくなってしまう。

チーフパティシエが、それぞれの席に挨拶してくれるのもこのセールの楽しみの一つだ。(Hシェフ。どうしてあんなにうまくデコレーションできるんですか?)(というと?)(素人がやると、どうしたってあんな風にうまく行かないんですよ)シェフは笑っていた。(力の加減でしょう)(ちから?)(力を入れるべきところと、抜くべきところをちゃんと押さえているかどうか。それでいて変な力はぜんぜん入ってない)(なるほど)たぶん。プロの仕事というのは、みんなそういうものだなと思った。

広大なアトリウムの中央に位置していて、極楽至極のロケーションである。自分なりのチョイスでお腹は充分きつくなり、快適にもほどがある。BGMの弦楽4重を聴いていると、本当に眠くなってきた。

期間はまだはじまったばかり。どれも行けるとおもうが。ポテトキッシュ・ポパイキッシュ・苺のミルフィーユ・ブルボンバニラのクリームブリュレとジャスミンのソルベ・3色のモンブラン。これが、今回の私のおすすめである。

「ミモザ」
住  所: 浦安市舞浜1-7
アクセス:東京ベイホテル東急3階 P(多数/レストラン利用にて3時間無料)
電話番号:047-355-2411(代表)
利用種別:個人向き/少人数向き/女性向き/家族向き/グループ向き/
イベント:平日限定スイーツバイキング(11月6日~11月17日の平日)
時  間:12:00-16:00/12:00~14:00~2部制/
     レギュラーは7:00-17:00/
メニュー:スイーツバイキング2000円/小学生1000円/未就学児600円/
     ケーキ各種577(パンプキンプリン/ミルフィーユ/ショートケーキ/
     ガトーショコラ/レアチーズ/モンブラン/シュプレーム)
     ケーキセット1155/パフェ1039/アイスクリーム各種693/
     シャーベット各種693/珈琲808/紅茶808/オレンジ1115/
     コーラ750/ジンジャエール750/生ビール808/
     アフタヌーンティーセット1617(モンブラン・パンプキンプリン・
     スコーン・ポテトサラダサンド・生ハムサンド・珈琲or紅茶)/
     サンドイッチ(クロワッサンorクロックムッシュ)セット1386/
     ミックスナッツ577/ビーフジャーキー924/(税・サービス料込)
評  価:☆☆☆☆☆
     (味4.5/量5/雰囲気4.5/サービス5/CP4.5/駐車場4.5)





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Last updated  2008.08.24 17:59:50
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