ださ日記

ださ日記

2013年06月16日
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カテゴリ: 飛鳥・奈良時代
小倉百人一首についての本が数冊本屋に並んでいるので見てみましたが、

どれもイマイチでした。

一首目は天智天皇の御製と伝えられている歌です。

「秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露に濡れつつ」

現代語訳はどの本でも

「稲刈りで仮小屋で寝ていると、小屋の苫の目が粗いので夜露で袖が濡れ続けている」

といった内容と解説です。

この解説だと、全く何が言いたいかわかりません。

古文の勉強を思い出せばわかりますが、袖が露に濡れているというのは、



では何に泣いているのか。

それは稲刈りをする民の苦労を思い天智天皇が涙されている、

つまり天皇の民を思うお気持ち「大御心」を詠んだ和歌だと思います。

そうでなければ藤原定家らが一つ目にこの歌を持ってきた意味もわかりません。

歴史も和歌も、もっと勉強したいっす。

参考『 天皇論 』『 昭和天皇論





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最終更新日  2013年07月04日 12時14分40秒
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