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2007.11.30
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カテゴリ: フランス映画




 マルグリット・デュラス原作・脚本の会話劇。
原水爆禁止運動と反戦映画の撮影中という、ふたつの背景は、情事の甘ささえあっさりと飛び越えて、ふたりを現実の痛みへと引き戻していく。ノーマルな恋愛映画ではありません。
交わされる会話には、言葉にならない孤独と、決して癒えることのない戦争の傷痕。
原爆投下で家族を亡くした男は、「原爆の悲劇を知ったわ」という女の言葉に「君は知らない」を繰り返す・・・いつしか女は、敵国の兵と愛し合った過去を語り、ようやく、彼女もまた戦争による深い傷を負っていることに、男は気づく。

「ヒロシマを知らない」そう断言した男と、怖ろしい過去の記憶に今尚苛まれる女。ふたりは理解を超えて惹かれあうけれど、訪れるのは抗えない 別離 なのだった。
真夜中、いつまでもヒロシマの街を徘徊する女のあとを、離れがたく別れがたく男は寄り沿って歩いていく――。

あいだに投入される原爆記念館や、被爆者の写真、映像――それらが、フランスらしい甘い情事の会話と情景に溶け込んでいるのが、すごく奇妙でいて、そぐっているのが不思議。


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監督  アラン・レネ
製作  サミー・アルフォン  永田雅一
原作・脚本  マルグリット・デュラス
撮影  サッシャ・ヴィエルニ  高橋通子
音楽  ジョヴァンニ・フスコ  ジョルジュ・ドルリュー
出演  エマニュエル・リヴァ  岡田英次  ベルナール・フレッソン

(モノクロ/フランス=日本合作/91分)







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Last updated  2011.07.18 21:51:03
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