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2008.05.09
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カテゴリ: 中国映画


先日は、いずれ買って観ようと思っていたポランスキーの『袋小路』『水の中のナイフ』が放映されて大喜び。今は黒澤明監督作品を全作一挙放映しています。
こちらは AFF(アジア・フィルム・フェスティバル) で紹介された作品。
AFFは、1995年から始まったもので、アジア諸国の新鋭映画監督と映画を共同制作したり、アジア作品を上映紹介するお祭。
以前このブログで紹介した『 柳と風 』もAFFによる、イラン=日本の共同制作作品でした。
こちらもフェスティバルで上映された作品。製作はモンゴル国ではなく、内モンゴルなので中国。

 モンゴルの大草原の中に家族と暮らす少年ビリグ。ある日、川に水汲みに行った彼はそこで白いピンポン球を拾う。卓球を知らないビリグとその友だちのエルグォートゥ、ダワーの3人はその不思議な球に興味津々。そんな時、偶然テレビから流れてきた音声でそれが“国家の玉”とも言うべきピンポン球というものだと知って―――。

327193_01_06_02.jpg327193_01_05_02.jpg

ありきたりで定石どおり、よくある作風でした。
高原の美しい風景や、雄大なモンゴル、そこに暮す民は魅力です。でもそれだけでは足りません。美しさだけでは。
ピンポン球をめぐる少年たちのやりとりも、どこかで観た事のあるような。
毛色を出すためのオーソドックスさが、裏目に出た退屈さでしょうか。

本編よりも、始まりと終わりに流れる ホーミー が良かった。ホーミーは大地からの唸りみたいで、厳しい自然に生きる力強さが感じられます。

軽くて小さくて丸い白い、その物体。
知らない方が良かったのかもしれない、文明からの落し物。
ピンポン球は文明そのものを表現しているのでしょうが、それに触れずにいることは、広いモンゴルといえども、もう無理なんですね。



脚本  シウ・エナ  ガオ・ジェングオ  ニン・ハオ
撮影  ドゥ・ジエ
音楽  フー・ヘー
出演  フルツァビリゲ  ダワー  ゲリバン

【カラー/中国(内モンゴル)/105分/緑草地】







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Last updated  2008.05.10 09:01:24
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