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2010.07.20
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カテゴリ: 多国合作映画

 久しぶりの映画の感想は、ぼちぼち観ている映画のなかから、とくに気に入った作品のことを書こう。
これまでどの作品も好きだった相性のよいトム・ティクヴァ監督の最新作、珍しくポリティカル・サスペンスだ。

1991年に破綻した実在の銀行BCCIをモデルに、国際銀行IBBCの違法行為に迫る、インターポール捜査官サリンジャー(オーウェン)の孤独な闘いを描く―――。

犯罪の証拠を掴んでいくたび、関係する人物が次々に消されていく、息の付けないスリリングな展開が魅力。
派手さはないが、代わりに、無駄のない見せ場が続くアクションシーンに、久しぶりにわくわくした。
洗練された映像はヨーロッパ映画ゆえの魅力だと思うし、ティクヴァ監督だからこそ私的好みのドストライクなのだった。
NYの グッゲンハイム美術館 で繰り広げられる銃撃戦は、かなりの見どころ。


09020801_The_International_11.jpg




IBBCの頭取を演じる、デンマークの男優ウルリク・トムセンは存在感抜群だ。
悪を追い詰めるたび同僚を殺され、ますます孤独を深めていく、男気溢れるサリンジャー。
あの孤高のヒーロー、 『ボーン』シリーズ のジェイソン・ボーンを彷彿とさせる、巨悪に挑む姿に痺れてしまう。
ベルリン、リヨン、ルクセンブルク、ミラノ、ニューヨーク、イスタンブール―――――。
サリンジャーも世界じゅうを飛び回る。


09020801_The_International_12.jpg



メガバンクの裏側。軍事産業や政府、戦争や世界経済までも繋がり合い、グルであることは、きっとまんざらでもない事実なのだろう。
時代を反映する内容は、真実味と面白味を増し、ただのアクション映画に留まらない見応えがあった。
ビバ! ティクヴァ監督。次回作が楽しみ。








監督/ トム・ティクヴァ
脚本/ エリック・ウォーレン・シンガー
撮影/ フランク・グリーベ
音楽/ トム・ティクヴァ  ジョニー・クリメック  ラインホルト・ハイル
出演/ クライヴ・オーウェン  ナオミ・ワッツ  アーミン・ミューラー=スタール
ブライアン・F・オバーン

(カラー/117分/アメリカ=ドイツ=イギリス合作)








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Last updated  2010.07.22 23:37:33
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