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2005年07月23日
大仏造立と呪術
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ところで、宇佐神宮の御神体の山は、御許山(おもとやま)である。私も山頂付近まで何度か足を運んでいるが、その山頂付近に奥宮の「大元神社」がある。そして、山頂そのものは、禁足地になっていて入ることはできないが、その山頂には3つの巨岩が並列しているらしい。この神体山の「御許山」の山頂が、宇佐の八幡信仰の原点といわれている。
山口県内には、大仏造立にまつわる2つの寺院と2つの料地がある。
その2つの寺院とは、山口市にある龍蔵寺と、萩市にある龍蔵寺である。この同名の寺は、その地域の一番の古刹で、共に天平時代に創建されたという由緒のある寺だ。県の北部で日本海側と、県の中央部に、同じ名前の寺院がある。これはアヤシイということで、地図を広げると、ほぼ南北軸に結ばれる2つの寺院の南方の瀬戸内海を越えた先は、やはり宇佐に結ばれていた。
その結ばれる南北軸をよく見てみると、南の宇佐は、宇佐神宮の神体山は「御許山」の山頂にその軸線が通るではないか!。これは、また何かが観えてきた、ということである。
そして、大仏造立にまつわる2つの料地だが、まずひとつは県の西部(美祢郡美東町)にある長登(ながのぼり)銅山跡がある。ここは、奈良時代から平安時代にかけて国直轄の採銅所が置かれたところで、日本最古の銅山とされている。ここで採掘された大量の銅が、東大寺に送られたという記録が残っており、東大寺の発掘調査の際に出土した青銅塊の化学分析の結果でも、大仏創建時の料銅は長登銅山産のものであることが判明している。現在の銅山跡では、採掘跡や製錬遺跡を散策するコースなどがあり、展示館には発掘調査で出土した土器や鉱石、木簡等が展示してある。
次に、もうひとつの料地は、県の東部(佐波郡徳地町)の佐波川上流の徳地(とくじ)という、東大寺再建の際の用材を採った地域である。平安時代の末期(1180年)、源平の戦いにおいて、東大寺は消失した。その後、朝廷から東大寺再建を命じられて、重源(ちょうげん)上人が周防国(山口県東部)に派遣され、用材の大木を求めて、徳地の山々を料地とされたということである。その当時切り出された大木は、東大寺の南大門や仁王象に姿を変えて現存している。現在の徳地町には、往時を偲び、文化の伝承をかねて、「重源の郷」という文化施設がつくられている。
この2つの料地から採れた、銅や木材は、瀬戸内までは河川などを利用して運び出され、奈良の東大寺までは瀬戸内海を船で運搬されたようである。
あるとき、上述してきた東西の2つの料地と、山口県域の中央部を縦断して宇佐の御許山に結ばれる南北軸に想いを馳せていると、古代の陰陽五行説に基づく呪術が浮かび上がってきた。東大寺創建とその再建と、利用された料地の時期は違うけれども、同じ呪術をもって料地が選定されたのではないかという推理である。
そして、その再建時には、山口県の東部は「周防国」の旧国域で採れた、木材を採用した。つまり、県東部の「東」は、五行では「木気」に当り、樹木に関連する地域となる。ゆえに、「木気」の「東」にある徳地で採れた「樹木」の「木材」を、建立の建材として充てたのではないか・・・。
その当時の国を挙げての、一大プロジェクトにおける、その大願成就を約束する神々の意志の発動の場が、この南北軸の「南」の極にある宇佐神宮であった。そして、その軸線上に成就祈願の寺院であったはずの、2つの龍蔵寺(りゅうぞうじ)が、その「中央」と「北」を守るべく、それぞれの拠点としての役割を担うように据えられており、現在までその威光を輝かせているのである。
私自身は、それほど陰陽五行説や陰陽道などの呪術に詳しくはない。その道に明るい人は、この情報を掘り下げていくと、さらに面白いことが分かってくるかも知れない。それは、この方面に詳しい方にお任せするとしよう。
しかし、もしこの大仏造立のための主要な材料を、その「呪術」をもちいて山口県域から産出したことが事実だとすると、古代の人々は実に大きな企画を立て、それを実行に移し、大仏造立を成し遂げたわけで、すごい時代があったのだなーと感嘆してしまうのである。そして、その「呪術」は、例えば奈良の「東大寺」を中心とした近畿地域にも張り巡らされていたことは、すでに多くの研究者が指摘しているところである。
大仏造立にまつわる材料で、最後の決め手となるのが、大仏を塗金する「黄金」であった。天皇は塗金用の黄金の不足を心配して、中国の唐に朝使を派遣して求めさせようとしたこともあったということである。そこで、時を見計らったように、東北の陸奥国で黄金が産出され、天平21年(749)4月には、900両(12.6キロ)もの黄金が貢納されて、大仏は美しく塗金され完成をみた。
縁あって、その東北の黄金の産出跡地に行く機会を得た。場所は、宮城県遠田郡涌谷町にある黄金山神社の境内地を含むその周辺だとされている。その黄金山神社のすぐ近くには、「天平ろまん館」という文化施設があり、天平時代の黄金産出の歴史を垣間見ることができ、また「砂金採り」の体験コーナーも併設してある。
その展示室に、当時の産金を寿ぐ、万葉集にある短歌が記してあった。
すめろぎの みよさかえむと あづまなる
みちのくやまに くがねはなさく
黄金900両が貢納された翌月に、越中国守の大伴家持(おおとものやかもち)がつくった歌である。味わいがあり、感慨深く読んだ記憶がある。
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最終更新日 2005年07月23日 13時46分22秒
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