真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2012年10月19日
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どうやら山頂部に、大きな岩らしきものが見える。気になったので役場の観光課で聞いてみると、古くから湾内に入ってきた魚の群れを獲るための網を仕掛ける際に、この山の山頂にある見張り所から山見の旗が振られるなどの指示が出て、大量の魚を水揚げすることができたそうだ。

実は私の父方の先祖に、山口県下関市の「湯玉(ゆたま)」という地名の、西海の響灘に面した漁村で、江戸時代の初めに「大敷網漁(※)」を発明した御方がいたようで、その網で一挙に大群の魚を獲る漁法が、五島列島は福江島の今の「玉之浦(たまのうら)」の地域に伝わり、地名も「湯玉」の「玉」をいただいて「玉之浦」になったという伝承がある。

(※江戸時代の初期、豊浦郡(現在は下関市)湯玉で発祥した「大敷網漁」は、五島や対馬に伝わり、やがて西日本の各地に広がり、沿岸漁業の中心的な役割を担うようになった。)

おそらく・・・先祖の血が繋がっている・・・という感覚が私のどこかにあって、今回の福江島行きになったような、そんな気配も感じているところである。


そういえば、私のペンネームの「たまのを」は、恐れ多いことではあるが・・・山口県東部の周防国一の宮「玉祖(たまのおや)神社」の祭神「玉祖命」の「玉」に由来するという感覚もあったのだが、「湯玉」や「玉之浦」の「玉」にも繋がっているのではないか・・・あるいは、私の「軸線」で作る立体造形も、人々の心を掴んで離さない「網目模様」のようにも観えてきて・・・などという感じも抱き始めた今日この頃である。

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次にこの「中」の画像は、その「玉之浦」の小浦に鎮座する「大山祇神社」と、その境内の参道にある「アコウの木」の巨木を映したものだ。

神社には参道に生えるその「大樹」の木の又をくぐって参拝することになっており、また境内には「大岩」も顔をのぞかせていて、古式ゆかしき「ひもろぎ・いわさか」の古神道の息吹を感じさせる、威風堂々とした佇まいであった。


そして「下」の画像は、同じ「玉之浦」にある〔空海(弘法大師)〕ゆかりの「大宝寺」の門前を撮影したものだ。



またこの寺には、〔空海〕と同時期に活躍した〔天台宗〕の開祖〔最澄〕が寄進した仏像があるとされているので、いにしえの遣唐使時代からの法灯を今に伝える古刹ということになろう。

この古寺への参詣を最後に、一路フェリーターミナルのある福江港へ戻り、長崎港へ・・・。

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最終更新日  2012年10月20日 00時51分10秒


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