2013年08月05日
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参加された方々と基本立体を作っていく過程で、様々な意見交換を重ねていくうちに、私なりに観えてきたのは天体の「シリウス」だった。
古代エジプトでは、夏至の日の出前（夜明けの晩）に、東方に登る「シリウス」が朝日の光芒で掻き消される瞬間（ヘリアカル・ライジング）を、一年の始まりとしていたとのこと。
その年始の「シリウス」こそ、エジプト神話の女神「イシス」であり、夜空に一番輝く星のシリウスを掻き消すかのように昇る「夏至の朝日」が、イシスの子たる「ホルス」であった。
つまり「シリウス」と「太陽」が交合する「ヘリアカル・ライジング」とは、まさに母神の「イシス」が子神の「ホルス」を生む誕生の瞬間の輝きでもあった・・・。
ワークショップを終えてしばらくすると、そんな思いがフツフツと湧き上がってくるのであった。
さて今日の画像は、今回のワークショップを準備している過程の、〔８月１日・午前０時〕に生まれた造形で、内側の小さい構造と外側の大きな構造は「型」としては全く同じ形態、つまり大小二つの構造は「入れ子構造」の関係で「ひとつ」となっているわけだ。
本日改めてこの画像の造形を見つめていると、今まさに生まれ出でんとする「新生の太陽」を孕んだ『シリウスの輝き』に視えてきた今日この頃である。
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最終更新日
2013年08月06日 00時10分12秒
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