真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2016年10月31日
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◎関連記事・・・ 豊後富士の「由布岳」に登る(5)

その関連で見い出せた[立花山⇔英彦山⇔由布岳⇔佐伯湾]を結ぶ「冬至の日の出と夏至の日の入を示す軸線」の東南には、その後のネット検索により佐伯湾に浮かぶ「大入島(おおにゅうじま)」があり、さらには同島の「日向泊(ひゅうがどまり)」という住所に存在する「神の井」という井戸が、その東南端の基点になっていることを知るに至った。

そこで早速、佐伯市の「大入島」を訪ねてみようということで昨日の10月30日、佐伯港のフェリー乗り場から同島を展望した画像が上である。



そして、たどり着いた日向泊の「神の井」にて、その神武天皇にまつわる伝承のある井戸を撮影したものが上下の画像である。

その「神の井」のある現地は、入江となる海岸にほど近く、解説版を映した最後の画像にもあるように、満潮時には海水に没する位置にあり、その井戸水の淡い藍の色合いも含めて、実に深遠な雰囲気を漂わせていた。



さらに「神の井」に関する情報を調べると、上記の軸線の東南端だけではなく、この井戸を「東」の起点とする東西軸が見い出せるとのことで、古史古伝が伝える神武以前の「ウガヤフキアエズ朝」という九州王朝・・・かつてその王都があったとされる大分県竹田市の特定地域との、北緯約33度の東西軸を形成することも明らかになってきた。

ちなみに古史古伝の一書『ウエツフミ』によると、人皇初代の神武天皇(第73代 ウガヤフキアエズ命)は、竹田市周辺を本拠地にしていたとする記述が残っているそうだ。


ここで確認となるが、上に夏至や冬至を示す軸線を紹介したが、太陽信仰を基盤とする軸線の主軸は、やはり真東から昇り真西に沈む春分・秋分の太陽運行が地上に投影された「東西軸」である。





以上の三つの太陽信仰に纏わる軸線の交点が「神の井」に集約されることから、その井戸のある「日向泊」という地名に「東(ひがし≒ひむかし)」を意味する古語の「日向(ひゅうが≒ひむか)」が選ばれたことに、この地こそ九州王朝における「東(≒日向)」の要だという強い意図を感じたところである。

☆参考文献・・・特別寄稿「大入島・日向泊の地名について」 大分大学名誉教授 富来 隆 著作

(※以上の文献に興味のある方は、記事上にリンクできないため、各自でネット検索されたし。)





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最終更新日  2016年11月01日 09時43分29秒


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