真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2024年12月23日
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今年の「冬至」の翌日となる令和6年12月22日の早朝、当日より日照時間が長くなる《一陽来復》の「日の出」に間に合うよう、かねてより提唱してきた〔山口と九州を貫く『冬』の南北軸〕の山口県中央部の”南の起点”となる「岩屋山」(山口市秋穂)を目指して車を走らせた。

道中の天候は曇りがちだったが、現地に近づくにつれて朝日の昇る方向が明るくなってきた。これは”いける!”ということで、「岩屋山」の中腹にある磐座群の「鏡岩」と名付けた磐座の前で「日の出」を待ち、いよいよお出ましの《一陽来福》の"朝日"を撮影したものが冒頭画像である。​





上に並ぶ二枚の画像と地図には、「青」・「黄」・「紫」の3本の線が引いてあるが、直下にリンクした関連記事から抜粋する形で、今回は「青の線」と「紫の線」の2本の線が示す月日や方位等について以下に解説しておこう。

◎関連記事・・・​ 「岩屋山」の磐座群と〔山口と九州を貫く南北軸〕(特別編)

この起点となる「鏡岩」から見て、〔紫〕と〔青〕の軸線が示すそれぞれの山頂から昇る朝日は、暦の如く年間の決まった月日であり、この〔紫の線〕が示す山頂から朝日が昇る月日は毎年10月23日頃と2月20日頃で、〔青の線〕が示す山頂から朝日が昇る月日は「冬至」の12月21日頃である。

つまり昇る朝日が顔を出す位置が、〔紫の線〕の示す山頂から〔青の線〕が示す山頂へ至り、そこから反転して〔紫の線〕が示す山頂に至るまでの一往復となる期間が、10月23日(冬の始まり)から12月21日の「冬至」を挟んで翌年2月20日(冬の終わり)までの《冬期の120日間》となるわけだ。


おそらくこの「鏡岩」は、「冬の始まり」を示す 10月23日頃と「冬の終わり(春の始まり)」を示す2月20日頃に最も朝日を反射して輝くよう設計され、また『冬』の期間の 約120日間にわたって、 対岸の海人族系の住民に向け朝日の反射光が輝き続けるよう、まるで”凹面鏡”のごとく加工されたことが考えられるというわけだ。

実はこの「岩屋山」の山腹に、かつて「冬至」の”日の出”に絞り込んで観測する”岩組み”を見出していたことを、この日記を書いている最中に思い出したので、以下にリンクしておこう。

令和6年12月22日の”朝日”を存分に浴びつつ、〔山口と九州を貫く『冬』の南北軸〕の軸線上にある「岩屋山」の一帯は、古代において特に 『冬期』の”太陽の運行”を的確に観測するための、精密な”岩石の加工や配置”を施した装置として機能していたことを推考することでき、感慨無量の一時であった。

◎関連記事・・・​ 天地を繋ぐ『虹』の出現、その背景には・・・

末尾画像は同日の午前8時頃「岩屋山(標高101m)」の山頂より《一陽来福》の"朝日"を撮影したものである。






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最終更新日  2024年12月23日 12時31分03秒


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