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2008年09月15日
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カテゴリ: メンタル


美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶ
モダンアートの楽しみ方


という展覧会に、昨日行ってきました。


ディック・ブルーナさん
という作者の名前を知らなくても、

かわいいうさぎのキャラクター、
ミッフィー(うさこちゃん)のことを
ご存知の方は、多いですよね。


ディック・ブルーナさんは
「ミッフィー(うさこちゃん)」の生みの親で

数多くの名作絵本を生み出している
現代のオランダを代表する絵本作家であり
グラフィックデザイナーです。

と、言っても、実は
自分も昨日知りました(笑)




1997年に出版された
ミッフィーのたのしいびじゅつかん 』には

20080915

ミッフィーが家族と一緒に
美術館を初めて訪れる物語で

そこには、幼いこどもが

初めて本物の美術作品に触れた
驚きと感動が描かれています。



絵本に込められた想いが飛び出してきた感じで

いくつかのテーマに分かれて並べてある

ひとつひとつの絵の下に
ミッフィーのコメントが添えられていて

「具体例をあげて、小さな子供に考えさせ
 見る楽しみを覚えさせていくことをしたい

 と思って、この作品を並べました。

 そして、作品を素直に楽しんでくれたら
 と心から切に願っています。

 わかりやすい手引きから
 どんな気持ちを抱くのか

 美術館を出るときに、
 そんな気持ちを抱くのか

 とっても楽しみにしています。」


 といったブルーナさんの願いを
ミッフィーちゃんを案内役に

ブルーナさんから現代アートの見方、切り口
楽しみ方教えてもらう構成になっているんです。



メモを持っていかなかったので
覚えている範囲で書かせて頂くと



『見えるものを描くこと』

今では、見えるものを描くことは当たり前ですが

絵に描くことが主流だったのです。

『動きを描くこと』

『何を描くかということ』

何をどう描くかは、非常に重要で
作家は、描くものによって

その人の考えや気持ちを表しているのです。

『どんなタッチで描くか』

『どんな色を使うか』

『色と線を分けること』

『色を面で捉えること』

筆のタッチによって


哀しい気持ちや嬉しい気持ちを

表すことができ

色にも意味が込められていて

赤だと、情熱的な気持ちや
青だと、静粛な気持ち、悲しい気持ちを

表すことができること


色と線を分けて描くことで
表現が増えること


と、シャガールの
『エッフェル塔前、祭りの人々』

などを参考に、紹介してくれていました。




さらに、ブルーナの作品から

彼がどのように試行錯誤しながら
独特の技法やスタイルを生み出したのか、

その制作の秘密が書かれてありました。


それは、宮崎駿さんが言っていたこと
ディズニーが大切にしていたこと

そして、先日ディズニーランドで
教えてもらったことと同じでした。
8月24日の日記



小さな子でも描けてしまいそうな
単純に見えるミッフィーですが

ブルーナさんは完成するまでに
長い時間をかけていて


対象を極力、単純化するために

時間をかけてスケッチして
一枚の作品に百枚くらい下書きして

1本の線を引くにも
大変な神経を使って

ベストの線を選び抜くそうです。



宮崎駿監督が

ポニョが飛びつく
足の指の曲がり具合を何度も書き直して、

ポニョの大好きな気持ちが
一番表れている線が出てくるまで

描き直したのを同じだなと思いました。


簡潔で純粋な線だからこそ、
ミッフィーもポニョも

たくさんの子どもたちに
愛されているんでしょうね。



最後に、ブルーナさんが
書いていたことが特に印象的で

これは、いまの自分にも
大きく通じるものがありました。



「自分は、若い頃、美術館をたびたび訪れ
 ピカソ・シャガールなどの作品を見て
 衝撃を受けました。

 なかでも、強烈だったのが
 マティスの絵です。

 シンプルな絵であって
 ダイレクトに、心に入ってくるのです。

 だから、マティスは
 私の絵の最大のお手本です。

 作者は、絶対、絶対に
 描きすぎてはならないのです。

 複雑にしてはならないのです。

 僕の作るものは
 シンプルでなければならないのです。

 シンプルなものは、
 見る人のイマジネーションを
 働かせることができるからです。」





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最終更新日  2008年09月15日 13時56分59秒
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