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「ここは、単なる計算間違いで~」
「漢字の書き間違いで
点を落としてしまった。」
「解っていたのに、うっかりミスで」
「テスト返ってきた?
テスト直しした?」
と聞くと 、「したに決まってるやん」
というのとともに、こういう答えが返ってきます。
年末が近いということもあって
最近また保護者の方と
お話する機会が増えているのですが
そこでも
「ほんと、おっちょこちょい感じの
ちょっとした計算ミス、
うっかりミスで
ずいぶん点を失っているんです。」
こういうお話を聞いたりします。
こういうお話を聞くたびに
「単なる」とか「ちょっとした」とか
「うっかり」ミスというのは
ほんとに、そうなのだろうか?
って、思っていたんです。
「テスト直ししたものを、持ってきてごらん。」
というと、ちゃんとできているんですね。
あるとき、本当に解っているのか
テスト直ししたものを
もう一度させてみて、解ったんです。
構造的な問題だったりするんだなって。
これについては、
『ケアレスミス』( 10月11日の日記
)
『注意散漫な子』( 10月16日の日記
)
いろいろ子どもをみたり
自分の行動も観察していたりして
ミスするときは
単なるミスというよりも
何か学んでいる時にミスを誘発するような
行動パターンをとっていたり
その前兆行動をとっていたり
実は、理解・記憶が不鮮明だ
ということが多いものなんだ
ということが解ってきました。
だから、見直しするときに
ただ間違いを直すのではなくて
その手順を辿ってみるというか
もう一度やってみるとか
ミスにも傾向があるので
そのミスを観察してみたり
観察をメモしてみると
面白いような発見があります。
「だから、なんだ」って(笑)
そして、ケアレスミスが多い人は
たいてい何か無意味に急いでいる人なんです。
意識的、無意識どちらもあると思うのですが
とにかくテキパキとか早くしたいという思いに
技術やスキルが追いついていないんです。
ゆっくりやれば、できる人なのです。
頑張ったり、焦ったりして、空回りして
勿体ないことになっているんですね。
これ、癖や性格的なものなので
「落ち着きなさい」とか
「ちゃんとしなさい」と言っても
一度でできるようなものではありません。
なので、時間差で見直すことだったり
ひと手間、見なおすことを習慣にすること
こういうのをやって喜びが増えた
ミスを自分で発見して良かった
という体験・経験を増やしていくこと
これしかないのかなと思っています。
何かが起こるとき
それは突然でもうっかりでもなく
よく観察していると
前兆というかサインがある
ということに着目して
そして、それは
一定のパターンをうまくつかみ
そこをまずは観察して
起こりそうなときに
どうすればうまくいくのか
いい流れを誘導していく
これは、いろんなことに通じるな
と思います。
最近、この一定のパターンをつかむということが
「解る」ということなんだ
ということが解ってきました。
それは、また書きますね(笑)