私訳・源氏物語

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佐久耶此花4989

「何事も、淡々と」。 06年から源氏物語の女性たちについて書き始めましたが、09年からは畏れ多くも現代語訳を始めてしまいました。病気を得てからは体調に波があるのですが、良い日にはなるべく書き進めたいと思っています。

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March 20, 2006

まず、泳いでいる女性たちの水着が違います。
ハーフ・スパッツという膝上まであるワンピースの、からだにぴったりフィットするタイプのものを着ている人ばっかりで、いかにも「スイマー！」といった感じです。

実は私もこのタイプの水着を愛用していますが、フィットネス・クラブでは少数派で、初めて着て行ったときは、みんなに「どうやって着るの？」とか「トイレはどうするの？」とか胸のパッドや下着の具合まで興味津々、微に入り細に渡って訊かれたものです。それでもロッカー・ルームで、お気に入りの薄いグレーのハーフ・スパッツに着替えていて「それ、何ですか？」と真顔で訊かれたときは、さすがに不安な気持ちになりました。

ハーフ･スパッツの水着は着脱が大変なのですが、太ももをサポートしてくれるので泳ぎやすく、一度着用したらその素肌感覚に病み付きになります。
今ではこのタイプの水着だけでも、半年間に８着になりました。
カタログを見ては、新製品をチェックするのも楽しみのひとつです。

さて、プールは片方が窓になっていますが、反対側は観客席になっていて、おまけに照明が少ないせいか全体的に暗いのですが、水はきれいで５０メートル先がちゃんと見えて嬉しくなりました。
私の場合、ターンでリズムが変わりやすく、消耗するので、距離が二倍になるのは泳ぎやすく感じ、長い距離をゆっくり楽しんで泳ぐことができました。

３つ向こうのコースでは教室が始まって、私よりずうっとお年上の女性スイマーたちが、なんと飛び込みスタートしているではありませんか！
水中スタートしか習っていない私は「すごいなぁ！」と感嘆し、「あんなふうに泳げるようになりたい」と、目標をみつけたようで、嬉しくなってしまいました。

公共のプールには水温が高い（始めて泳いだときは、息苦しさを感じました）ところ、コースが少ないところ、水着を脱いでのシャワーは禁止、ドライヤーが有料など、戸惑うことがありますが、いろいろな泳ぎで５０メートルを泳ぎきる快感を味わうことができたのは、嬉しい発見でした。

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