『CUBE』/日記のようなもの（265） | ある日ぼくがいた場所

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モバマス日記

(1)

2005.04.04

評価：3点(5点満点)

『ソウ』のレビューを見てて引き合いに出されてる事が多かった作品の一つがCUBEでしたので、観ました。

(一応ネタバレ有りで感想書きますので注意)

設定的にちょっと無理はあると思うけど、ソウよりは映画内の理屈の破綻は少ないかと思います。

極限状況の人間ドラマを描く為の仮想的環境としても、あの設定にする意味はあまり無かったかも(例えば数学ができる人間がしょっぱなから死んでしまっていれば登場人物全員が死んでた、または外に出るチャンスを失っていた)

(死体の片付けという観点からもあれはちょっと非現実的な仕組み過ぎる･･･。)

で、おそらく中心に描きたかったと思われる人間模様とか描写も、残念ながら希薄。唯一人生にこだわりを持っているかの様に描かれている警部役の男性が崩壊していく様がメインだとしても、残念ながら感情移入できなかった。もう一人の主役の男性にしても人生に対して無気力で感情移入できなかった。(なぜ無気力なのかという背景も描写されなかった)

それからこちらの方がたぶん致命的なのだが、映画一般でいう謎解きの部分が登場人物の数学的素養のみで片付けられていくので、見ている側としてはついていけない。(極一部にはいるのだろうけど)

それからラスト。あの刑事がそれこそ天文学的な確率をくぐり抜けてあの場に到達してあーいう事をしたというのを許せるかどうかという分かれ目なのだけど、私としては一応許容範囲でした。(ソウのラストよかマシ、という程度かも知れないけれど)

どーでもいい義務を自分に課して映画観るって馬鹿らしいし疲れますね。もう二度とやりたくないと思いました・・・。(今回も色々あって延滞を重ねてしまいました。orz)

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