田中およよNo2の「なんだかなー」日記

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2004年08月15日
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カテゴリ: 硬派
畳にはいつくばっていたのは、シドニーのゴールドメダリストだった。

私はてっきりゴールドメダリスト・滝本選手の技が決まったんだと思った。
すべて一本勝ちのシドニーでの滝本選手なら当然の技のキレだろうと。

解説もこうだった。
「滝本は技が切れるが受けが弱い。一方のトモウチは技は切れないが、受けが強い」

だが、鮮やかな釣り込み腰を放ち、当然の一本を取ったのは技の切れる滝本選手ではなかった。

2004年4月、全日本選抜体重別選手権81kg級決勝、塘内将彦選手は勝ちきって優勝し、アテネ代表の座を掴んだ。

今回のアテネ五輪は男女とも天才と呼ばれる選手が軽量級と重量級に天才が揃い、それ以外の階級はあまり注目を浴びていない。
昨日は軽量級の谷選手と野村選手は素晴らしさを証明した。



そもそも、81kg級は三つ巴の代表選考といわれていた。
パワーの秋山選手、技の滝本選手、勝負勘の中村選手。
誰が出てもおかしくない。
だが、おそらく、選考する側の腹の内はこうだったのではないか。

「誰でも一応の成果は収めるだろう。だが、金は厳しいかもしれない」と。

現に、直前に欧州で行われた一連の国際大会では誰も優勝できてない。
秋山選手はポイントを取るパワーがあるが一本のキレはなく、パワーのわりに寝技が絶対的ではない。
滝本選手はツボにはまると技が切れるが、波がある。
中村選手の経験や旨さはあるが、選手としては下り坂だ。

塘内選手は準決勝では秋山選手の力を凌ぎきり、決勝では相手のお株を奪うキレた技だった。

文句のない優勝だった。


腹を据えた感じがした。
ここ数年の実績で上回る三名を抑えて塘内将彦選手を代表に選んだ。

私も詳しく知らなかったが塘内選手はかつて期待されていたようだ。
しかし、その世界選手権の初戦で敗れてしまう。
怪我もあり、後の一時期の低迷があった。


やっぱり、ぐっと、胸を打つものがある。

だから、いっちょうかまして欲しいと、僕は思っている。

そうだ。
野村選手もアトランタではカメラマンにポジションの邪魔と突き放された。
シドニーで初めて女子ソフトボールを見た日本人がほとんどだろう。

きっと、その役回りを塘内選手が演じてくれるんじゃないかと、ひそかに私は楽しみにしている。

※8/17
塘内将彦選手は初戦で敗れ、敗者復活戦でもいい結果が残せませんでした。
ひそかに期待していただけに、残念ですが、一番悔しいのはご本人だと思います。
何より「お疲れ様でした」ですね。





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最終更新日  2004年08月16日 00時11分22秒
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