読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2006.11.30
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カテゴリ: 雑感
なんとまるまる一ヶ月も更新をさぼってしまいました。

なにしろ、とにかく、11月は忙しかったんです!

最初の一週間は、専業主婦になって2年目にして初めて訪れた、社会復帰のチャンス。
いいえ、そんなたいしたものではないんですが、
一週間だけ頼まれて、 アルバイト に行ってまいりました。
たった一週間とはいえ、実働12時間!
しかも、ずうっと車に乗りっぱなし。声を張り上げっぱなし。

・・・・・・・・・・・・・・
あるんですよ。
それは、地元の市議会議員選挙の、うぐいす嬢ならぬ、うぐいすおばさんでした。
体はめちゃくちゃキツイけど、なかなかおもしろい仕事でしたよ。
下手なアナウンスがやっと上手になった頃、一週間が過ぎて終了です。


そして、その仕事が終わって数日後、
かねてから娘と計画していた東欧一週間の旅にでかけたのでした。
私はこれまでに、何回か海外旅行に行ったことがあります。
だけど、いつも個人で手配する気まま旅行ばかり。
今回は初めての、旅行社におまかせのツアー参加でした。
行った先は、チェコ、オーストリア、ハンガリーです。



成田空港で出国するときから、既に私は個人旅行とツアーの違いを感じていました。
いつもなら無意識のうちに、
「いよいよ外国だ。日本語は通じないんだ。下手でもなんでも英語だ。英語。」という
小さな覚悟みたいなものを感じているんですが、それがまったくありません。
飛行機に乗っても、外国の航空会社でしたが、スチュワーデスさんは日本人だし。

これは不思議ですね。
もしかして、ツアー客には日本人乗務員が当たるようにできているのかな?
ヒースローでの乗換えだって、セキュリティーがかなり厳しくてものものしい雰囲気でしたが、
緊張感はほとんどなし。
だって、添乗員さんが手取り足取り教えてくれるんだもん。
「パスポートがいります。」「ここではいりません。」「持ち込み荷物は一つにまとめて。」
まるで、何も分からない赤ちゃん状態です。

次に驚いたのは、目的地のプラハに到着したときのこと。
ツアー客って、自分のトランクさえ、あまり持ち運ばなくていいんです!
空港で受け取ったあとは、ポーターさんやチャーターバスの運転手さんが全部運んでくれて、
おまけに、ホテルのお部屋まで持ってきてくれるんです!
いやあ、ここまでやってもらっていいんでしょうか。
これじゃお姫様扱いですよ。
平民の私は、そのつどえらく恐縮してしまいましたが、他の人はわりと平然としてました。
聞けば、ツアーには何度も参加しているベテランが多かったようです。

翌日から、いよいよ観光の始まりです。
とはいえ、自分で地図を調べたり、地下鉄の乗り方を勉強したりする必要はありません。
当たり前ですね。それを全部やってくれるから、ツアーというんでした。
右を向けと言われれば右を向く。ここで買い物をと言われれば、買い物をする。
トイレ休憩と言われれば、特に行きたいと思っていなくても、次はいつ行けるか分からないので、
用心のために行列に並んで、トイレを利用します。
お腹がすいていなくても、決まったレストランで決まった料理を食べる。
同じバッジをつけて、ガイドさんを見失わないように、一生けんめい歩く。
日本人ならではのおかしな風景かもしれませんが、そんな旅行を馬鹿にしてはいけません。
ガイドさんの言うとおり、素直に従うのが、ツアーを楽しむいちばんの方法です。
かつて個人で旅行していた私は、そんなツアー客を見て、
あんな旅行で楽しいのかなあ・・・と正直思っていましたが、いや、これがけっこう楽しいんですよ。

ツアーも個人旅行も、それぞれ一長一短だと思いますが、ツアーの最大の欠点は、
自由時間が少ないことだと思います。
もちろんツアーにもよるでしょうけど。
私の場合は、もっと見たいところがじゅうぶん満喫できなかった。
食事が決められていたので、市場でおいしそうな買い食いができなかった。
それと、買い物をしたくもないのに、コースに免税店が入ってるんですよね。
これも、時間がもったいなかったなあ・・・
私は免税店よりも、地元のスーパーマーケットや市場でうろうろするのが好きなんです。

オプショナルツアーというのもあって、それに申し込んだ人はガイドさんと行動していました。
私たちはそれには参加せず、自分の好きなところに行きました。
地図を見ながら、博物館を訪ね訪ねて行ったりして、無駄な時間を使ったかもしれないけれど、
旅行を終えて、いちばん印象に残っているのは、この自由行動のことです。
ぐうぜん見つけたスーパーマーケットで、時間を忘れて買いまくり、
もう一つ行きたかった博物館をあきらめてしまったこと。
地下鉄の路線図とにらめっこで、切符を買ったこと。

添乗員さんの仕事というのは、ほんとうにたいへんな仕事ですね。
ホテルのお部屋にバスタブがない人には、次の夜は必ずバスタブ付きに変えてあげますと、
お詫びのフルーツまでいただいちゃいました。
そんなのいいよいいよ、ヨーロッパではシャワーがついてりゃ上等ですよ。
飛行機でも、友だちや家族が離れ離れの席にならないように、パズルみたいに組み替えてくれました。
きっと外人に囲まれたような座席になったら、苦情が来るんだろうなあ。
でもこのツアーでは、ワガママを言ったり、時間に遅れたりするような人はまったくいなくて、
あ、私が一度、買い食いしていて遅れちゃったけど、いい方だったんじゃないでしょうか?

東欧は、ハンサムの宝庫です。
ちょうど東洋と西洋がまじりあう土地のせいかもしれません。
写真を撮りたくなるようなハンサムが、いっぱいいました。
けど、笑いません。笑っちゃいけないという法律があるみたいに、決して笑いません。
ぶあいそだけど、ハンサム。
惜しいです。

これがぱぐらのツアー体験記でした。
最後に、うつ病の娘は途中で1回、小さなうつの波が来ました。
ひやりとしましたが、なんとか一日で浮上。
大切な旅行を、だいなしにしたくないという気持ちがあったんでしょうね。





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Last updated  2006.11.30 17:07:28
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