読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2007.04.09
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カテゴリ: 小説
怖い話はいろいろあるけれど、

遊女が客に自分の身の上話をする、その陰々滅々とした低い声、
耳元で生暖かい息遣いまで感じられて、
一人で読んでいた私は、そっと肩越しに後ろを振り返ったりしたのでした。
キャーッとか、ドキドキとか、そういう派手なリアクションはまったく無し。
一人静かに読んで、静かに読み終わり、そっと本を閉じて、深呼吸です。


この本の怖さに、かなり影響しているのはこの題名だと思います。
「ぼっけえ、きょうてえ」・・・・・・・岡山県の方言で、ものすごく怖いという意味。

遊女の語りも岡山の言葉で書かれているし、そのゆっくりした語調を真似て読むと、
タイトルだけでもかなり怖いのです。
小説って、タイトルによっても読後感が変わるんだろうなと思わせられました。






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Last updated  2007.04.09 23:20:58
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