読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2007.04.13
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カテゴリ: 小説
妻と娘がバスの事故で瀕死の重傷を負った。

そのとき、男は・・・・・

とくれば、誰だってこの後の展開は想像できますよね。
そう。娘の体には、妻の魂が宿っていたのです。
なあんだ。
こんな筋書き、前にもどこかで読んだことがあるぞ。
マンガにもあったような気がするし。
こんな陳腐な話だったのかあ、「秘密」って。


そう思いながら読み始めました。まあまあおもしろく。
夫婦のとまどい、次々に起こる問題。特に小学生だった娘の成長に伴ういろんな出来事、
いつのまにか私も、真剣な顔になってしまいました。
おもしろいなと思ったのは、妻が今までの人生をやり直そうとするかのように、
猛勉強を始めて、私立中学に進み、医学部をめざすところです。
誰だって、自分の人生やり直せるものならやり直したいと思っているんですね。
それが可能になったんですから、誰だってがんばろうと思うでしょう。
でも、ついていけないのは夫(でありお父さん)です。
妻はわりと簡単に現状を受け入れるのに、夫(お父さん)のとまどいはどんどん大きくなるばかり。
その行動は、深刻でありながら滑稽で、同情をさそいます。
最後には彼はもう一度、家族を失う悲しみを味わうことになり、



他愛ない時間つぶしの娯楽として読むのには、なかなかいい一冊です。
他にも読みたい本がいっぱいある人は、無理してまで読まなくてもいいです。
そんな本でした。






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Last updated  2007.04.13 08:00:37
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