かのこ.さん
>Do something!!が、頭の中でいっぱいになる様子・・・
>読んでいて、切なくなっちゃった。

わかってくださいましたか!部分的に引用しただけで、伝わるかしらって思ってました。
子供ながら、誠実に対処しようとするところが、実にいい子なんですよね。 (2009.06.16 13:07:06)

読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2009.06.12
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カテゴリ: 英語で読書
英語の読書は、これまでGRばかりを読んできました。GRとは、Graded Readersといって、英語学習者のためのシンプルな英語で書かれた本のことです。学習者の実力に合わせて、いろいろなレベルのものが出版されています。

今日ご紹介するこの本は、どこの書評を見てもとても評判がいい児童書です。アメリカに住む9歳の男の子Marvinのお話で、小学生向けの読み物です。レベルは、私がいつも読んでいるGRよりも少し低いくらいだったので、安心して読み始めたのですが、これがなんとも難しい!!!知らない単語ばかりが続けて出てくる出てくる・・・読んでいてもちっとも楽しくないし、ぜんぜん前に進みません。おかしいなあ、レベルは下のはずなのに・・・

でもよく考えてみたら、GRは大人の学習者のために特に書かれたもの。児童書は英語を母国語として身につけ始めた子供のためのもの。私から見て児童書が難しく感じるのは、当たり前のことでした。
分からないながらも 、「辞書をひかない」「わからないところはとばす」 という原則に忠実になんとか読み進めていくと、あら不思議。8冊シリーズを3冊読み終えたときには、かなりすらすら読めるようになっていました。単語の意味はやっぱり分からないんです。が、だんだんぼんやりとした大意がつかみとれるようになりました。


前置きが長くなったけれど、今日ご紹介したいのはシリーズ4冊目の
「Marvin Redpost Alone in His Teacher's House」です。
担任の先生が出張で一週間留守にするあいだ、イヌのWaldoの世話を頼まれたMarvin。
「なんで僕なの?」といぶかる彼に、先生は「あなたは大人だし、頼りになるから。」って答えてくれました。Marvinは誇らしさで、苦しいほどです。


飼い主恋しさから食欲をなくしてしまったWaldoにエサを食べさせるため、必死に工夫するNarvin。その涙ぐましい努力にもかかわらず、ある朝Waldoに大変なことが起こってしまったのです。
う~ん、ネタばれになってしまうので書けないのがつらいわ・・・

He did'nt know what to do.
Do something!
The words kept repeating inside his head.
Do something!
He looked at himself in the bathroom mirror and noticed for the first time
that he was crying.

ここまで読んだとき、私自身も自分が泣いていたことに初めて気づいたのでした。
息詰まる時間のMarvinの気持ち、心無いクラスメートの言葉。
わずか9歳の子供でも、その責任感や喪失感やさまざまなものに翻弄されたつらい時間。

小さな心で、小さな社会で、いろいろなものと戦っていたあの頃。それは大人が社会で経験するつらさと同じか、それ以上のものがあるんですね。


シリーズ8冊のうち、あと読んでいないのが3冊。
Marvinがどんな経験をし、成長していくのか、楽しみでなりません。
そして、全部読み終わったら、もちろん!もう一度1冊目から読み直さなくてはね。最初の頃はよくわからないまま、通り過ぎてしまいましたから。









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Last updated  2009.06.12 16:38:42
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こんにちは  
たこはは さん
o久しぶりにコメントします。
うーん何か読んだことあるような内容・・
たしか4月に読みました。
もちろん、日本語ですが。
題名は『先生と老犬とぼく』文研出版から出ています。
楽しんで読めたのですが
しかし9歳の男の子に
大事な犬を一週間預けるとは・・・
先生、それはちょっと
マーヴィンにとって責任が重すぎませんか?
って、どうしても考えてしまいますよね。
クラスメイトは最後まで冷たいし・・
マーヴィンには表彰状をあげたいくらい!
これ、シリーズ化されてるのですね。
日本語での続編を期待してよう♪ (2009.06.15 15:27:19)

一生懸命さが切ないね  
かのこ.  さん
Do something!!が、頭の中でいっぱいになる様子・・・
読んでいて、切なくなっちゃった。
9才の頭で、一生懸命考えたんだね。
先生が信頼してくれたことに応えようと、一生懸命だったんだね。
いいお話のシリーズのようですね。
Marvinの成長、あと3冊、楽しんでね(^-^)

(2009.06.15 19:43:19)

じゃあ久々にパソコンから、しかも英語で書き込んで見ましょう!  
toto’s_mama  さん
I always enjoy your book review even though I rarely comment. Lately, it seems you read more and more books in English. Will we see your book review in English near future??? (2009.06.15 19:46:57)

Re:Marvin Redpost  Alone in His teacher’s House(06/12)  
ミシェル・デマルケ さん
ミシェルも洋書を読んで泣けたらなぁ。

あ、泣けるか。
もっと英語を勉強してけばよかったと
悔みながらね(笑)。

カテゴリー分類ができたんですね。
おめでとうございます。
ぜひ「すべらない話」のカテゴリー
も一つ、仲間に加えませんか?

な~んて(笑)。 (2009.06.15 20:27:52)

Re:こんにちは(06/12)  
ぱぐら2  さん
たこははさん

>題名は『先生と老犬とぼく』文研出版から出ています。

あー やっぱり邦訳で出ているんですね。すごくいい本ですから、他のシリーズもきっと出版されているだろうと思います。

>楽しんで読めたのですが
>しかし9歳の男の子に
>大事な犬を一週間預けるとは・・・

そうそう。よれよれの老犬を。しかも、クラスの一人を選んでアルバイト料を払ってですよ。日本じゃ考えられませんね。

>クラスメイトは最後まで冷たいし・・
>マーヴィンには表彰状をあげたいくらい!

マーヴィンが過ごした悲痛な一夜を思うと、胸が痛みますね。 (2009.06.16 13:05:00)

Re:一生懸命さが切ないね(06/12)  
ぱぐら2  さん

Re:じゃあ久々にパソコンから、しかも英語で書き込んで見ましょう!(06/12)  
ぱぐら2  さん
toto’s_mamaさん
英語お上手なんですね。私も英語でレスしようかと思ったけど、やっぱりいくらなんでも無理だわ。

英語でレビューかけるようになるには相当かかりそうですが、今後もたくさん読んでいくつもりですよ。
これからも遊びに来てくださいね。 (2009.06.16 13:10:29)

Re[1]:Marvin Redpost  Alone in His teacher’s House(06/12)  
ぱぐら2  さん
ミシェル・デマルケさん
>ミシェルも洋書を読んで泣けたらなぁ。

>あ、泣けるか。
>もっと英語を勉強してけばよかったと
>悔みながらね(笑)。

ぱぐらが練習の末読めるようになったんですもの、ミシェルさんだってすぐ読めますよ。

>カテゴリー分類ができたんですね。
>おめでとうございます。
>ぜひ「すべらない話」のカテゴリー
>も一つ、仲間に加えませんか?

>な~んて(笑)。

あはは・・・目下フリーページに索引も作成中。200件以上のレビューを分類していくので、まだまだかかりそうです。 (2009.06.16 13:12:51)

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