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2005/04/19
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外務大臣の抗議にもかかわらず、中国側は今回の争乱について謝罪の意思を示さず、逆に、中国側報道機関は、日本側の抗議には一切触れることなく、日本側が謝罪表明を行ったというニュースを流しているそうです。こんなことで、中国はオリンピック開催国として、安保理常任理事国としてふさわしい国なのかと、思わざるを得ません。

憲法9条を有する日本は、暴力に対して暴力でやり返すわけには行きません。かと言って、日本がこうした暴力による示威活動に黙って屈するわけには行きません。私は、中国が暴力をもって日本に圧力をかけるなら、それに抵抗する手段を毅然としてとるべきだと考えます。

先ほどTBSラジオのアクセスという番組を聞いていたところ、唐家セン氏が、騒乱を起こしたのはごく「少数」の者であって中国政府はこれらの者には賛成しないと述べたのに対し、何万人でも中国では少数というのなら、日本は、ガラガラの野球場に中国人を招待したらどうか、などと言っていました。中国にとって少数でも、日本にとっては多数です。これを聞いて、私はあることを思いました。

デモ隊の先陣を切る若者に質問をしたレポーターによると、デモに参加した中国の指導的若者が日本に対して誤った認識を持っていると聞きます。日本では扶桑社版歴史教科書が唯一の国定教科書であって、日本人の全てが先の大戦を美化するような教育を受けていると思いこんでいるそうです。日本に対して誤った認識をもつことが今回の騒乱の一原因であるとするなら、これを正す努力を日本は行うべきです。

彼らを日本に招いて、日本がどういう国なのかを知ってもらうべきなのではないでしょうか?多少のお金を使っても、砲弾を撃ち合う事態になるよりはマシです。日本と中国とで、若者同士、それぞれの国の事情について、日中間の友好交流について、歴史教育について、日中合同青年討論会を開いて、討論させるのです。日本に対して友好的な若者よりも、反日的な若者を日本に招いて、日本がどれほど平和主義の国家なのか、日本がどれだけ中国と友好的にやっていこうとしているかを、彼らを丁重にもてなすことによって、伝えるべきです。

世界各国の記者がメモを取る前で討論させて内容を公開し、日本が間違っていて中国が正しいのか、日本は正しく行動しているのか、あるいは、日本はどう行動すべきなのか、世界の判断を仰ごうではありませんか。日本が明治時代より管理している尖閣諸島を日本領と主張することが誤りなのか、200海里圏が重なり合う場合には原則的に中間線をとるという考え方は国際法的に誤りなのか、世界の判断を仰ごうではありませんか。

中国の若者に、懇切丁寧に日本側の主張を説明して、それで、仮にも彼らが合理的な説明を聞く耳も持っていない、というのなら、北京オリンピックを中国は開催できるのか、中国は日本の経済パートナーとして適当なのかどうか、適当でないのなら、中国人と日本人はどう接するべきなのか、日本人ももう一度考え直すべきなのではないかと思います。今回の中国側の騒乱を暴力の応酬とすることのないように、かつ、弥縫的な妥協をすることなく、日中の友好が深められるような努力を関係各所にお願いしたいと思います。





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最終更新日  2005/04/19 12:34:37 AM


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