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2005/10/22
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テーマ: ニュース(95826)
カテゴリ: カテゴリ未分類
楽天のTBSとの経営統合提案の評判がよろしくなくて残念です。


新しいことにチャレンジするときには、安定した環境の中で過ごしてきた人にはカルチャー・ショックが大きくて、なかなか受け入れられないと思いますが、ライブドアのように諦めてしまえば、それでおしまいです。ライブドアは金持ちフジTVからお金をせしめたので良かったかも知れませんが、TBSの場合には、そんなにお金を持っているようにも見えないし、楽天は、ライブドアを教訓にしながら、実質的な成果が得られるまで、粘り強く交渉に当たってもらいたいと思います。何度も書いてきましたが、やはり、横浜ベイスターズをどうするかが大問題だと思います。

毎日新聞の論調は例によって、
提案はいずれも抽象的で、具体的な利益見込みなどは明確にされていない。業界関係者は「業務提携でもできるものばかりで、なぜ経営統合が必要なのか分からない」と疑問を呈する。また、TBSなど民放3社は既に、映像配信会社を共同設立している。改めて楽天と映像配信事業を展開するメリットは、現段階では薄そうだ。
というもので、私には、楽天提案への単なる誹謗中傷にしか見えません。TV・ラジオとの提携は、楽天のようなE-コマース業者にとっては悲願です。話題の幅が広がれば、それだけ楽天市場や楽天広場を見に来る人の数も増えるでしょう。デパートでウィンドウ・ショッピングしながら衝動買い、という感じで、商品が売れていけば楽天の思惑通りなわけです。

問題はテレビ側のメリットが打ち出せるか、ということです。今のTV放送はCMの時間がやたらと長く、しかも、CMなんだか放送なんだかわからないような流し方をするし、後続の流れが気になるようなところで切って、ムダに時間を過ごしてしまうことが多い気がします。結局、仕事をやる時間の確保のためには、テレビと断絶した生活、ということになってしまいます。

自分にとって必要な情報だけが効率的に見られるような媒体が欲しいんですが、テレビ・ラジオのような一対多数の放送メディアでは、個人個人のわがままが通るはずもないので不可能です。ですが、インターネットは一対一であっても実現可能なわけで、情報需要に的確に応えることが可能です。誰が見ているのかもわからない1万人の人が視聴するような番組のスポンサーになって、やっと100人の顧客をつかむのと、その情報を求めている500人の人だけに情報を流して100人の人にものを買ってもらうのとどちらが効率的か、ということです。

ネットとの棲み分けが進めば、より多くのスポンサーを抱えることもできるし、人知れず埋もれてしまう商品が脚光を浴びることもあるだろうし、一社当たりの広告宣伝費を抑えつつ、メディア側の広告収入全体では売り上げを伸ばすこともできると思います。私としては、楽天の頑張りに期待したい。





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最終更新日  2005/10/22 10:35:35 PM


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