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2005/11/01
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英国BBC放送が、安倍晋三氏が官房長官になったことについて、首相の後継者に指名された、と、言っているそうですが、BBC放送は日本を破滅させたいんでしょうかね?英国も日本の味方になってくれない......。

官房長官になると首相の後継者だと言うのなら、私は、森派でも福田康夫氏の方がまだましだと思いますけどね。先の選挙結果では何を言っても無意味。破滅へのストーリーが浮かぶばっかりです。でも、昨日、日経平均株価がかなり戻したので、政府が破滅しても国民が破滅しないで生き残れるチャンスはあるかも知れません。でも、政府が国家総動員法のようなものを作って、政令でやりたい放題のデタラメを始めればその可能性も消えます。

マスコミが「改革の総仕上げ」だなどと言っていますが、私には、靖国参拝する小泉首相が、どうやって財政再建をするつもりなのかがさっぱりわかりません。小泉政権になって、金融改革が進んだことは認めます。でも、それは税金から大量の資金を銀行に投入したからで私にだってできますね。ぴかぴかになった銀行の株価はうなぎ登りで、投入された資金の返済も行われています。銀行は助かったけれども、貸し剥がし・貸し渋りで潰れた中小企業はどうなったんでしょうね?マンションとかアパートのポスティングをしていると、明らかに全戸に人が住んでいる気配があるのに、表札の出ていない家がたくさんあるんです。借金を踏み倒して逃げ回っている人もたくさんいるんだろうね。国勢調査程度でも個人情報どうのこうのと大騒ぎになるんだから。

選挙で「自民党」と書いた人のように、私も、小泉さんとその後継者にはきっと財政再建のための名案があるんだろうと思うことにします。今のところ明らかにはなっていませんが。私は消費税大増税なんてやれば、日本人の購買意欲が落ちて日本は一気に奈落の底に沈むと思うけれど、それもまあいいかも知れない、もしかすると、日本の企業の株式や日本の国債を外人さんがたくさん買ってくれて、ちょうど今の米国のように、借金をしながら繁栄を持続できるかも知れないけれど、でも、金利が上がればアウトなので、常にビクビクしていないといけない。米国は強大な軍事力を背景にして、逆らうとタリバンやサダム・フセインのようになるぞ、と、脅せるから良いかも知れないけれど、憲法9条を直したとしても、それが日本にも通用する方法とは、私には、とても思えませんね。

安倍晋三氏は、官房長官になったら靖国参拝すると言っています。楽天広場の別の方のところで、先日民主党野田国対委員長が出した質問趣意書への政府の回答について、A級戦犯は犯罪人ではないとされたのだからA級戦犯を合祀することをもって靖国神社に参拝することを批判できなくなったんだ、と、言っている反愛国・某バカ(さっさと北朝鮮にでも行けば、金正日の寵愛を受けると思うね)がいるので、 10月26日の日記 にも書きましたが、再度触れておくことにしましょう。靖国神社にA級戦犯が合祀されている限り、このブログでは、これからも政府首脳の靖国参拝に対して非難を続けます。

私は、野田国対委員長のようにA級戦犯にも人権がある、というようには思わない人ですが、質問趣意書への回答で、
重光葵氏及び賀屋興宜氏については、昭和二十七年四月二十八日、平和条約の発効及び公職に関する就職禁止、退職等に関する勅令等の廃止に関する法律(昭和二十七年法律第九十四号)の施行により、選挙権、被選挙権などの公民権が回復され、その後、衆議院議員に当選し、国務大臣に任命されたものである。また、重光葵氏については、昭和三十二年一月二十六日の死去に際し、外交の重要問題の解決に当たった等の功績に対して、勲一等旭日桐花大綬章が死亡叙勲として授与されたものである。
と述べられているので、重光氏や賀屋氏については、法的にも許されて名誉回復したと認めましょう。このブログでも極力「A級戦犯全員」というようには書かないできたつもりです。しかし、戦後間もない頃に、社会党の議員が先頭に立って戦犯の名誉回復の運動が為されたことが、果たして日本にとって本当に正しいことであったのか、私は疑問に思っています。戦地において無念の想いで命を落とした兵士、空襲や2発の原爆で焼け死んだ多数の市民、焼け野原になってしまった日本、こうしたことに誰も責任を負っていない、日本人として誰も責任を負わせてもいない、戦後の総括を日本はやっていない、結局「敗戦責任」は風化してどこかに消えてしまいかねない、これが正しいことだとは私には思えません。

少なくとも、アジアでの外交関係においては、中韓・ASEAN諸国の日本に対する信頼感は完璧なものではありません。日本人が、戦後はもう終わり、と勝手に宣言しても、苦い記憶を消せない周辺諸国の人たちはいつまで経っても戦後を終わらせてくれない、いつになっても、戦争被害を持ち出して日本の足を引っ張ろうとするでしょう。日本の財政再建が万一うまく行かなかったりしたら、これらの国がどういうことを考え出すだろうか、などと思うとゾっとします。



質問趣意書への政府回答では、


 極東国際軍事裁判所において被告人が極東国際軍事裁判所条例第五条第二項(a)に規定する平和に対する罪等を犯したとして有罪判決を受けたことは事実である。そして、我が国としては、平和条約第十一条により、極東国際軍事裁判所の裁判を受諾している。
となっていて、戦勝国が責任を負わせたのだから、それで終わり、とでも言いたげですが、
 平和条約第十一条による刑の執行及び赦免等に関する法律(昭和二十七年法律第百三号)に基づき、平和条約第十一条による極東国際軍事裁判所及びその他の連合国戦争犯罪法廷が刑を科した者について、その刑の執行が巣鴨刑務所において行われるとともに、当該刑を科せられた者に対する赦免、刑の軽減及び仮出獄が行われていた事実はあるが、その刑は、我が国の国内法に基づいて言い渡された刑ではない。
とも言っているので、日本人の立場からは、A級戦犯の責任を全く追及していません。日本人として総括もしていないA級戦犯を祀る靖国神社に政府首脳が出向いて頭を下げてくると言うことが何を意味するかと言えば、A級戦犯は英雄であったと評価するのと同義です。2発の原爆で何十万人が苦しみながら死んでいったのにこの戦争遂行責任者が英雄ではたまりません。 日本人の手でA級戦犯の責任を追及していないから 、政府首脳がA級戦犯を合祀する靖国参拝することへの非難が出るんです。これが某バカにはわからないらしい。

靖国参拝と同時に記者会見でも開いて、「A級戦犯たちが遂行した戦争は誤りだった」と激しい非難の声を浴びせるくらいなら、「一人の国民として心を込めて参拝した。二度と戦争を起こしてはならないという不戦の決意で祈った。日本はこれからもアジア諸国との関係を重視していきたい」という言葉も、言葉通りに信じても良いですが、敗戦責任追及の言明は全く為されていません。「不戦の誓い」、「戦没者哀悼」に反対する日本人はいないのに、「A級戦犯を合祀している」神社に参拝することに反対している声を、あたかも、「不戦の誓い」、「戦没者哀悼」に反対しているかのように言うことにより問題をすりかえ、かわそうとする小泉流のものの言い方が続く限り、私はずっと、この問題を言い続けます。きちんと誤った戦争の総括を行うこと、そして戦争観を翻さないこと、これが、日本の繁栄を願う日本人としての愛国的態度であると、私は主張します。





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最終更新日  2005/11/01 07:59:42 AM


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