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2007/05/31
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テーマ: 高校野球(3735)
カテゴリ: カテゴリ未分類
昨晩、楽天イーグルスは、田中投手が中日ドラゴンズに2点奪われたものの、9回に4点を入れて、4対2で逆転して勝ちました。

本日も中日ドラゴンズと試合が予定されています。

さて、中日ドラゴンズの落合博満監督ですが、「オレ流」を貫き、同じ年ということもあって、私は好感を持っております。
落合さんは野球の大家であり、私は地獄の底でうめき声を上げている人間、私が落合さんをどうこう言えるわけではありませんが、落合博満氏の経歴を見ると、将来の姿が及びもつかないような経歴です。
秋田工業高校時代は、入退部を繰り返し、試合が近くなると呼び戻されていた、ネット上には先輩からのいじめを嫌がっていたなどというような書き込みも散見されます。
落合選手は、甲子園に出場した経験はありません。
落合さん、東洋大学に進学しましたが、上級生のタバコの火をつけたり、ボール拾いをさせられるのに嫌気がさして、半年で故郷に帰ってしまった、という話もネット上に出ています。
故郷に戻ってからは、ボーリングのプロ選手を目指したが、その試験のときに交通違反でつかまり、試験費用を罰金で使ってしまったためにそれも果たせず、人の紹介で東芝に就職し、そこで初めて野球選手としての素質が花開いたのです、「遅咲きの桜」ということですね。

しかし、自己流を貫き通し、入団3年目にして首位打者となります。
以後の落合さんの活躍については、ここに書くまでもなく目覚ましいものがあります。

自民党が、日本学生野球協会の関係者からヒヤリングを行い、特待生制度に理解を示す意見、高野連のあり方への疑問の声などが出たそうです( こちら を参照)。
昨年夏から「ハンカチ王子」でフィーバーしていますが、「高校野球」「大学野球」に、政治が口を挟むというのはどういうものでしょうかね?
今週末には、神宮球場で早慶戦が行われます。
自民党の政治家が、テレビなどの視聴率が上がるのだから、早稲田大学は初戦に斉藤投手を先発させるべきだ、などと口を出すようなことが許されるのでしょうか?
斉藤投手は、中学時代は軟式野球をしていました。
注目されていた選手だったようですが、硬式野球をしていたわけではありません。
早実に入って、素質が花開いたのです。

5月19日の日記 にも書きましたが、私は、日本でプロ野球人気が高い以上、アマチュア野球が商業主義に毒されることには反対です。

今までに、自民党の政治的な圧力で、商業主義を高校野球にも持ち込むようなことをやっていたら、落合博満選手が三冠王に3回も輝くようなことは無かったし、昨年夏、早実が優勝することも無かったでしょう。
高校、大学時代の落合選手が、「特待生」になったでしょうか?
今は有数の進学校である早実で、斉藤投手が「特待生」になったでしょうか?

昨年夏、甲子園が沸いたのは、王貞治選手以来の早実の優勝がかかっていたから、ということもあると思いますが、今は進学校となっている早実が、「酸素吸入器」というような科学の力も借りながら、スポーツにおいても躍進した、という面があったからだと、私は思います。
学生野球に商業主義が持ち込まれ、プロ野球からお金をもらった選手ばかりが活躍するようになってしまったら、あるいは、アルバイトをしながら野球と勉学を両立させている高校生・大学生がやる気を失ってしまったら、清真でひたむきな高校野球・大学野球のイメージは失われてしまいます。


商業主義は、プロ野球だけで充分です。
プロ野球で、高い技術、強い力、スピード、監督の緻密な采配、充分に楽しめます。
高校野球のレベルは、あれほど甲子園で活躍した楽天の田中投手でも、なかなか勝ち投手になれない、くらいなものです。
簡単にホームランを打たれてしまう、楽天の永井ー嶋のバッテリーに対して、野村監督は、「頑張っているが、大学野球が抜けていない」というような評価を下すのです。

わざわざ、アマチュア野球に「特待生」のような商業主義を持ち込んで、落合選手のような芽を摘んでしまうことには、私は反対します。




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最終更新日  2007/05/31 03:43:51 PM


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