ぐりっちのいるところ

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ぱぷりか。

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更地の東。

西の竹やぶから飛び立った鷺が
声も立てずに横切っていくのを
ベランダから眺めていたら、
洗い髪が芯まで冷えていた２２時です。
・・・・へっくし。

今日はずっと彼女のことを思い出していました。
顔も名まえも朧ろなのに、

小松菜にたかるハモグリバエを払いながら、
半年ほったらかしてた換気扇を洗いながら、
ふうふう溜まったアイロンがけしながら、
昔むかし
昨日まで元気だったのにある朝突然
先生から「病気で亡くなった」とだけ知らされたクラスメートが。
特に仲がよかったわけでもない。
だけど、その死がどんな意味かわかった。
多分そこにいた誰もが、気づいてた。
気づいていたのに当たらず触らずにいたのは、
あのコにふいに見せる顔が怖かったからだって。

先生の言葉に納得しようとしていた昔の自分まで、そこに。

今ふたりの同級生を
唐突に失ったあの子どもたちもまた
こんな思いにとらわれる日もあるのかな・・・

（だいじょぶ。あなたの事忘れてないよ。って）

あ、もう０時過ぎちゃった。
明日は潮干狩りで早いから、もう寝るです。

おやすみなさい。

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