ロッタちゃんとじてんしゃ
リンドグレーン スウェーデンの国民的作家によるロッタちゃんシリーズの1冊。現代社会ではありえないくらい破天荒なロッタちゃんの行動にドキドキ。 ヴィークランドの挿絵による花にあふれた家々がとっても美しい。こんな庭のある家に住みたい! |
しろいうさぎとくろいうさぎ
ガース・ウィリアムズ 愛の絵本として、大人からの支持が強い名作絵本。 結婚のプレゼントとしても人気? 春の野原で月夜に挙げる結婚式が美しいです。 子供の受けは微妙かもしれません・・・。 |
ちいさいおうち
ヴァージニア・リー・バートン 春の絵本という訳ではないのですが、ちいさいおうちを囲む美しい自然のなかでも特に春の景色が印象的なので・・・。 現代が推し進めてきた開発とはなんなのか、考えさせられる1冊です。 |
わたしのワンピース
にしまき かやこ 空からふってきたまっしろな布で作ったワンピース。 お花畑では花柄に、雨が降ったら雨柄に・・・。 夢がいっぱいの楽しく美しい絵本です。 メルヘンチックな女の子に。 |
トラリーヌとあおむしさん
どい かや ていねいに大好きなお花を育てているトラリーヌちゃん。 大切なおはなの花びらを食べてしまうあおむしさんがやってきて・・・。 トラリーヌちゃんのやさしさと器の大きさに、大人のほうがはっとしました。 |
チリとチリリ
どい かや かわいいふたりの女の子チリとチリリ。じてんしゃでおでかけして見つけたものは・・・。 森のなかの喫茶店やサンドイッチやさんがとっても魅力的。色鉛筆タッチで細かく描かれた画面には発見がいっぱい! 何度も見て楽しくなれます。 |
14ひきのぴくにっく
いわむらかずお ロングセラーの14ひきシリーズ。春の自然の描写が繊細で精密。惜しまれるのは14ひき家族があまりにも擬人化され過ぎているところかな・・・。服を着せたり、道具を使ったり、人間のような生活をさせないで、自然な野ねずみ一家として描いてもよかったように思います。一家以外の自然描写がすばらしいだけに、そのギャップが気になります。 |
うさぎのくれたバレエシューズ
安房直子・南塚直子 おなじく南塚さんが作画。夕闇にたたずみ桜の木など、とにかく絵が美しく一見の価値ありです。 バレエを習っている女の子にもぜひ! |
おなべおなべにえたかな
小出保子 「おなべおなべにえたかな」と問いかけると、お料理方法をアドバイスしてくれる素敵なおなべ!私も欲しい・・・。 バターを落としたにんじんスープも、たんぽぽの入った春のスープもとってももおいしそうです。 |
おおきくなるっていうことは
中川ひろたか・村上康成 「おおきくなるっていうことはようふくがちいさくなるってこと」 おおきくなるtってこんなことなんだよ、と子供にやさしく語りかける本です。 卒園、入学祝いに贈られることが多いですね。 |
そらいろのたね
中川李枝子・山脇百合子 そらいろの種をまいて水をやると、そらいろの家がはえてきて・・・。 どんどん家が大きくなっていく過程がが楽しい♪ 欲張るということへのメッセージが含められつつも、お説教臭のないシュールなラストシーンが秀逸。 |
ぐりとぐらとくるりくら
中川李枝子・山脇百合子 春になると自然と体が軽くなってぴょんぴょんしたくなる、そんな楽しい気持ちを「てながうさぎのくるりくら」で表現。 「ぐりとぐらとくるりくら」という言葉遊びのような語感も楽しい♪ よくみると、ちょっと不気味なキャラでもあります(笑) |
チロヌップのきつね
高橋宏幸 楽しいお話の多い春の絵本ですが、この本は戦争が暗い影を落とす時代の悲しく切ないお話です。 きつねの母子の愛情に思わずほろり・・・。 ラストシーンもしみじみとします。 小学生の読書にもどうぞ。 |