Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2005/05/18
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テーマ: Jazz(1988)
カテゴリ: 音楽
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Last updated  2022/08/29 09:47:39 AM
コメント(10) | コメントを書く


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知らんかったー  
カピタン さん
このアルバムは知らなかったです。まだまだ勉強不足。是非探して聞いてみます。
しかしなるほど、エバンスには女性ボーカルのアルバムってのはなかったですねえ。 (2005/05/18 06:48:13 PM)
Re:モニカの悲しい死/5月18日(水)(05/18)  
YSO さん
モニカの事故死は当然第一面で報じられました。テレビでも追悼番組がありました。とても悲しいのは、彼女自身が電話で火事SOSをかけ、こんな形で死にたくないと絶叫したということです。ここ数年病気のため車椅子の生活を強いられていた彼女は火が迫ってきてもベッドから逃げることができなかったようです。合掌。 (2005/05/19 02:49:15 AM)
はじめまして。  
Suzuck  さん
朝日新聞の記事で読んで、私もモニカの事をかきました。
うらんかんろさんの日記とは比べものにならないのですが、許可していただけたら、トラックバックしたいのですが。。。。
お返事ください。

しかし、友達と、本人寝てる間に、火事に気づかずにお亡くなりになってると、いいのだけれど。。。
って、話ました。。
YSOさんの書き込みみて、切なかったです。
ご冥福をお祈りします。 (2005/05/19 09:44:00 AM)
カピタンさんへ  
 カピタンさん、おほようございます。

>このアルバムは知らなかったです。まだまだ勉強不足。是非探して聞いてみます。

 ええ、ぜひぜひ聴いてみてください。「Waltz For Debby」以外、
凄いって曲はあまりないのですが、アルバム全体としては、
非常に聴きやすい、心地よいものに仕上がっていると思います。

>しかしなるほど、エバンスには女性ボーカルのアルバムってのはなかったですねえ。

 僕もほんまに他にはなかったのかなぁ、と改めて調べたのですが、
トニー・ベネットと共演した2枚(うち1枚は、トップページで紹介してます)以外、
ヴォーカリストとの共演アルバムはないようですね。ひょっとしたら、
ライブ録音で未発表のものがあるかもしれませんが…。 (2005/05/19 10:15:23 AM)
Suzuckさんへ  
 Suzuckさん、初めましてー。
ご訪問&書き込み、有難うございました。トラックバック、全然構いませんよ。どうぞどうぞ。
Suzuckさんのページも少し拝見しましたが、Jazzにお詳しいのですね。びっくりしました。

 ご覧のように、趣味的なことばかり、好き勝手に書いているページですが、
お時間がありましたら、また遊びにきてお気軽に書き込みしていってください。
(2005/05/19 10:48:28 AM)
YSOさんへ  
 YSOさん、おはようございます。
(と言っても、そちらはまだ夜中かな? 時差は日本マイナス8時間でしたっけ?)。
お久しぶりですが、お元気そうでなによりです。

 早速の書き込み、有難うございました。
本国での報道は想像していた通り、とても詳しいですね。死に至った様子がよく分かりました。

>モニカの事故死は、当然第一面で報じられました。テレビでも追悼番組がありました。

 追悼番組まで放送されるなんて、やはりモニカは、国民的歌手だったのですね。
日本で言えば、亡くなった美空ひばりみたいな存在だったのでしょうか?

>とても悲しいのは、彼女自身が電話で火事SOSをかけ、「こんな形で死にたくない」と絶叫したということです。ここ数年病気のため車椅子の生活を強いられていた彼女は、火が迫ってきてもベッドから逃げることができなかったようです。

 病気のため車椅子生活だったとは、まったく知りませんでした。
モニカは独り暮らしだったのでしょうか? なんという悲劇的な最期でしょうか…。
「こんな形で死にたくない」という彼女の言葉に、胸が詰まります。切ないです。

PS.またお気軽に書き込みしてくださいねー。 (2005/05/19 10:51:02 AM)
さっそく、トラックバックいたしました。  
Suzuck  さん
うらんかんろさん
お言葉に甘えて、トラックバックさせていただきました。
しかし、本当に最後の叫びは切ないです。

> ご覧のように、趣味的なことばかり、好き勝手に書いているページですが、
>お時間がありましたら、また遊びにきてお気軽に書き込みしていってください。
しかし、いろんな事に精通されていますね。。
すごく、面白かったです。
はい、また遊びにきますね。
ありがとうございました。
(2005/05/19 11:07:20 AM)
ピアノは違いますが  
カピタン さん
ジョニー ハートマンとハンク モブレーがやっているワルツフォーデビーもいいですよ。 (2005/05/19 07:21:55 PM)
すいません  
カピタン さん
訂正しといて下さい。
ハンクモブレーじゃなくてハンク ジョーンズです。 (2005/05/19 11:29:25 PM)
カピタンさんへ  
 カピタンさん、こんばんはー。
ジョニー・ハートマンとハンク・ジョーンズですね。了解しました。
どのアルバムに入っているか、調べてみま-す。 (2005/05/20 01:58:20 AM)
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 モニカ・セッテルンド(Monica Zetterlund)という1人のスウェーデン人女性の死が、5月15日(日)の朝刊各紙でひっそりと報じられていた。67歳とまだ若い。死因は何かと読めば、「自宅マンションで起きた火災で」とある。共同通信による記事は、火事の原因について「ベッドでの喫煙が原因とみられる」とも伝えている。 Monica Zetterlund With Bill Evans

 日本では、彼女の名はほとんど知られていない。だが私にとっては、大好きなジャズ・ピアニスト、ビル・エバンス(Bill Evans)と共演し、デュオ・アルバムを残した唯一の女性ヴォーカリストとして記憶に刻まれている。

 1964年に発表したアルバム( 写真左 =日本国内での発売は74年)は、エバンスのあの名曲「Waltz For Debby」をスウェーデン語で歌った「Monica's Vals」(モニカのワルツ)をおさめ、話題となった。

 アルバムは、エバンスの欧州ツアー中に、ストックホルムで録音された。モニカはこの時27歳。本国ではすでに「歌姫」として有名だったが、エバンスにとっては、きっと未知の女性だったに違いない。

 モニカの歌はお世辞にも上手いとは言えない。ストレートに歌っているが、ハスキーで、ややけだるく、冷たい感じにも聴こえる。しかし、ヴォーカルと対等に語り合うように奏でたエバンスのピアノは、彼女の歌をリリカルに引き立て、実に自然で、温かい雰囲気すら感じられるアルバムに仕上がっている。Monica2

 エバンスの演奏のノリも、とてもいい。よく聴いていると、あのヴィレッジ・バンガードのライブの時のような、複雑かつリズミカルなコード弾きも、随所に見せている。女性とのヴォーカル・アルバムをこの1枚しか残さなかったのが、返すがえすも悔やまれる( 写真右 =モニカの初期の代表作「Make Mine Swedish Style」。北欧ではヒットしたが、米国内や日本ではあまり話題にならなかった)。

 モニカは90年代前半まで現役で活躍した。新聞では、モニカの肩書きを「ジャズ歌手」と紹介していたが、スウェーデンでは舞台や映画で活躍する女優としても有名だったという(と言っても、私は出演作のタイトルを一つも知らなかった。今回WEB上でいろいろ検索して、初めて知った)。

 生涯に、ヴォーカル・アルバムを10枚以上も発表したモニカ。しかし、結果的に「Waltz For Debby」を超える評価を勝ち得た作品はなかった(そういう意味でも、伴奏したエバンスの存在は大きかったのかも…)。Monica3このアルバムは、今も彼女のヴォーカル。アルバムの中でも最高傑作と位置付けられているが、後年、ジャズの歴史に残るレコードの一つになってしまうなんて、二人とも思ってもみなかっただろう。

 今なお、ジャズ・ヴォーカルの名盤として衰えぬ人気を持つ「Waltz For Debby」。そして、このアルバムの存在で、日本のジャズ・ファンにも忘れられない名前になってしまったモニカ・セッテルンド( 写真左 =22、23歳頃の初々しいモニカ。デビューは19歳だったという。 (C)Sveriges-Radio.se )。

 そんなモニカが、寝タバコによる火事で死ぬなんて、なんと悲しい、情けないニュースだろうか。久しぶりにモニカのCDをかけ、その歌声を聴いている。喪失の悲しみを、私はウイスキーで紛らわすしかない。

 PS.スウェーデンから、いつもこの日記を読んでくださるYSOさん、スウェーデン本国では、モニカの死はどう報じられたのでしょうか。新聞やテレビでも、やはり破格の大きな扱いだったのでしょうか?


















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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
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