こんばんは。
マッコイターナー・・・ひさしぶりですね。
「バラードとブルースの夜」は紙ジャケリマスター(私、この言葉に弱い)で甦りましたね。

「夜は千の眼を持つ」もぜひ紙ジャケ デジタル リマスターで甦ってもらいたいものであります。
{紙ジャケ、リマスター好きのyoda3より。笑} (2007/01/18 01:30:05 AM)

Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

2007/01/15
XML
テーマ: Jazz(1991)
カテゴリ: 音楽
 ジャズを初めて聴き始めた70年代後半、僕よりジャズに詳しい同僚が教えてくれたピアニストの1人が、マッコイ・タイナー(McCoy Tyner)という人だった。Nights of Ballads Blues

 そして、その彼が「このアルバムはきっと気に入りますよ」と教えてくれた素晴らしいアルバムが、「バラードとブルースの夜(Nights Of Ballads And Blues)」( 写真左 、1963年発表)。

 そのアルバム(レコード、当時はまだCDはなかった)には、サテン・ドール、ラウンド・ミッドナイト、ブルー・モンク、酒とバラの日々(Days Of Wine And Roses)等々…。

 今ではジャズ・スタンダードの定番と言える曲がたくさん詰まった名盤。独身時代、北陸の金沢という雪国で暮らしていた僕にとって、仕事に疲れ帰宅したアパートの寂しい夜を癒してくれた思い出深い1枚でもある。

 マッコイ・タイナーは1938年米国フィラデルディア生まれ。15歳でジャズ・バンドを結成し、59年、21歳の若さで、あの伝説のサックス奏者、ジョン・コルトレーンのコンボに迎えられたような素晴らしい才能を開花させた。A night has a thousand eyes

 タイナーはその後、62年には初のリーダー・アルバム「インセプション」をリリース。その後も、ソロや様々なユニットで数多くのアルバムを発表してきた。代表作には「リアル・マッコイ」「リーチング・フォース」「サハラ」など。

 僕自身は「バラードと…」のアルバムの後、ビル・エバンスやキース・ジャレット、オスカー・ピーターソンに関心が移ったため、タイナーとは疎遠になっていた。

 そんな僕が7年前の2000年、久しぶりに出合ったタイナーのアルバムが「夜は千の眼を持つ(A Night Has A Thousand Eyes)」( 写真右 「おすすめCD」 でも紹介した)。

 これはCDショップでたまたま買ったのだけれど、スタンリー・クラーク(B)、アル・フォスター(Ds)というテクニシャンの2人を従えてのアルバム。だが、久しぶりに聴いたタイナーの演奏に、僕は腰が抜けるほど驚いてしまった。はっきり言って凄い! 名曲ぞろい!Illuminations

 タイナーはこのアルバムを制作した時は60代前半。しかし、聴けば分かってもらえると思うが、タイナーの弾きっぷりは、衰えを見せるどころかとても元気で軽やかで、今風のノリなのだ(スタンリー・クラークのベースも凄いが…)。

 タイナーはことし69歳になるが、昨年には「イルミネーション」と題したオリジナル・アルバム( 写真左 )を発表。老いを感じさせない精力的な活動を繰り広げている。

 ジャズ・ピアニストは、例えばハンク・ジョーンズのように、高齢になっても相変わらず活躍し続けている人が多い。僕は、タイナーもまだまだ元気である限り頑張ってほしいと願っている。

 ※CD画像はTower Record HPから引用・転載しました。感謝いたします。


こちらもクリックして見てねー! 【人気ブログランキング】





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012/09/29 12:18:21 PM
コメント(6) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:マッコイ・タイナー:雪国の夜を癒してくれた恩人?!/1月15日(月)(01/15)  
カピタン さん
そういえば、コルトレーンとやってるの意外はあんまりタイナーは聴いてないなあ。

コルトレーンのバンドを辞めてからは、コルトレーン色が消えていったと聞きます。また、探して聴いてみましょう。 (2007/01/17 10:27:14 PM)

Re:マッコイ・タイナー:雪国の夜を癒してくれた恩人?!/1月15日(月)(01/15)  
yoda3 さん

Re:マッコイ・タイナー:雪国の夜を癒してくれた恩人?!/1月15日(月)(01/15)  
B・G(^ ^) さん
貴重なピアニストの一人ですね。
10年位前だったか、大阪ブルーノートに聴きに行きました。
もちろん素晴らしい演奏で、終わったときに握手をお願いに行ったら気持ち良く握手してくれました。
あの感激は忘れられませんです!
(2007/01/18 05:30:40 AM)

カピタンさんへ  
 カピタンさん、こんばんはー。

>そういえば、コルトレーンとやってるの意外はあんまりタイナーは聴いてないなあ。コルトレーンのバンドを辞めてからは、コルトレーン色が消えていったと聞きます。また、探して聴いてみましょう。

 「コルトレーンの色」というのは、そこまで聴き込んでいない僕には、恥ずかしながらよく分かりませんが、「夜は千の眼を……」はぜひ聴いてみてください。 (2007/01/18 11:56:25 PM)

yoda3さんへ  
 yoda3さん、こんばんはー。

>マッコイターナー・・・ひさしぶりですね。「バラードとブルースの夜」は紙ジャケリマスター(私、この言葉に弱い)で甦りましたね。「夜は千の眼を持つ」もぜひ紙ジャケ デジタル リマスターで甦ってもらいたいものであります。

 僕は紙ジャケ・リマスターはほとんど買いません。なぜかと言うと、老眼になってきた目には背表紙の文字が見えません(笑)。「夜は千の眼…」は2000年の発表で、もともとがCDオンリーだから、紙ジャケでの発売は、まずないと思いますねー(笑)。 (2007/01/19 12:00:55 AM)

B・G(^^)さんへ  
 B・G(^ ^)さん、こんばんはー。

>貴重なピアニストの一人ですね。10年位前だったか、大阪ブルーノートに聴きに行きました。もちろん素晴らしい演奏で、終わったときに握手をお願いに行ったら気持ち良く握手してくれました。あの感激は忘れられませんです!

 す、すごーい。生マッコイ・タイナーの演奏を聴いて、握手までしたなんてー! 羨ましいです! (2007/01/19 12:02:47 AM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

うらんかんろ

うらんかんろ

Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

Free Space

▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

神戸の残り香 [ 成田一徹 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2021/5/29時点)


▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。 ▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。

Favorite Blog

「金目鯛のあらの煮… はなだんなさん

同好会の同窓会で東… きんちゃん1690さん

LADY BIRD の こんな… Lady Birdさん
きのこ徒然日誌  … aracashiさん
猫じゃらしの猫まんま 武則天さん
久里風のホームページ 久里風さん
閑話休題 ~今日を… 汪(ワン)さん
BARで描く絵日記 パブデ・ピカソさん
ブログ版 南堀江法… やまうち27さん
イタリアワインと音… yoda3さん
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: