ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Sep 28, 2008
XML
「Gショック」

 もしかしてついに見つかったかも。自分だけのお気に入りハイドン。

 今日のカルテットの練習、前半はハイドンのト長調もの。 二年以上前にちょっとだけ弾いたことはあるものの 、そんなに強く印象に残っていなかった。
 で、今日四人で合わせてみたら、思いのほかワイルドな曲で興奮しまくり。(Vn1 ピーター、Vn2 自分、Va カリン、Vc ボブ)

 シューベルトのような1楽章、ベートーベンのような3楽章スケルツォ( 音源 )。
 独特の重力を感じる。安定感と躍動感を兼ね備えた名曲。ハイドン作品の最高峰!(断言)

 4楽章もアクロバティック。

77_1_4.JPG


 慌てて調べてみたら、この頃のハイドンは前期高齢者。後輩のモーツァルトはとっくに死んでるし、むしろベートーベンの作品18と時期がダブる。

 あと、ト長調であることをイヤでも意識させられる曲。むやみに無意味に転調することなく、ひたすらGを意地でも維持してる。重力、引力に支えられた大曲。

 個人的には、 ト長調という調はどうも感情移入しにくく苦手だったのだけど 、今日ついにト長調の傑作とめぐり合えることができた。

 っていうか、やっとアイネクの呪縛から解放される。めでたしめでたし。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Sep 30, 2008 07:38:22 AM
コメント(3) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


腰が痛いのは、辛いですね。  
腰痛アドバイザー さん


私も14年間悩まされました。

私が考案した腰痛解消法をお試しください。
現在、日本で一番多く実践されるようになりました。

【3分腰痛解消法】で、検索すると見つかります。
腰をお大事に。
(Sep 30, 2008 11:19:56 PM)

楽譜はあるけど聞いたこともなかったです  
BR600 さん
2年前に「スゴイ曲なのかも知れない」と思って

それがヒトの成長ってものではないでしょうか。

譜面はなかなかエグいですね。これでVivaceですか。
弓先が当たると痛そうなので隣の人とは離れて弾きたい譜面です。

そうそう。今、ちょっと調べたら77-1は「挨拶」というニックネームが
ついているみたいですね。
誰がつけたかは定かではありませんが日本楽譜出版の
ポケットスコアでは「挨拶」と印刷されています。

それにしても楽しいカルテット仲間がいらっしゃって
本当にうらやましいです。 (Oct 1, 2008 10:36:18 PM)

Re:楽譜はあるけど聞いたこともなかったです(09/28)  
BR600さん

>2年後に本当にスゴかったと思えたのですから、
>それがヒトの成長ってものではないでしょうか。

おぉっ、そういう言い方もできるのですね。
好き嫌いが激しく、気まぐれな気性のワタクシではありますが、今回ばかりは名曲だと素直に思えました。

>弓先が当たると痛そうなので隣の人とは離れて弾きたい譜面です。

すいません、意外なコメントに思わず笑ってしまいました……。

>77-1は「挨拶」というニックネームが
>ついているみたいですね。

初耳です。1楽章の冒頭のフレンドリーな感じが「挨拶」なのでしょうかね。4楽章のほうかも。

>それにしても楽しいカルテット仲間がいらっしゃって

ときどき喧嘩別れして、以来二度と会ってない人もいます。

こちらアメリカは、オケがあんまり盛んじゃないのと、住宅環境に恵まれてるために、室内楽はかなり浸透してると感じます。 (Oct 2, 2008 07:11:22 AM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: