ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Sep 25, 2020
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カテゴリ: 映画、テレビ
「妻と夫と木と家族」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

小津安二郎監督作の名作「東京物語」(1953年) を、山田洋次監督が現代風に再制作したものを鑑賞。

 感想としては、台詞まわしが古臭く仰々しくて最初は抵抗あったけれど、物語が展開するにつれぐいぐい引っ張られるように最後まで観られた。長い映画なのにそうは感じさせないのが不思議。

 東京という街が、ほんとは善良な人間を非情な性格へと変えてしまう現実は昔も今も同じか。
 一方、映画後半の広島での映像にはやっぱり癒される。海、空、丘、木造家屋、そして人。

 役者さんたちもみなさん演技がお上手。主要人物は全部で八人(=老夫婦、三人の子ども、それぞれの配偶者/婚約者)。この八人のなかで最も演技が難しい役どころは、おそらく末っ子(妻夫木聡さん演)の婚約者(蒼井優さん演)。1953年版では原節子さまがお演じになってた役。蒼井さんも妻夫木さんも、意外と(と言ったら失礼だけど)なかなか印象深い演技でいい感じだった。





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最終更新日  Sep 26, 2020 07:57:08 PM
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