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敦賀半島のほぼ先端にある原子力発電所、
日本原子力発電株式会社の敦賀発電所。
1995年にナトリウム漏れ事故を起こした高速増殖炉「もんじゅ」があります。
「もんじゅ」はこの秋、およそ11年ぶりに運転が再開されるようです。
一部から「悪魔の城」のように見られている原発ですが、
私は概ね、運転再開に11年かけたことの方を信頼しようと思っています。
以前、ニューエイジと呼ばれる流れの端っこに身を置いたことがあります。
当時の仲間達や神秘家達は、
原発をまるで神を冒涜するかのような存在として見ていたようでした。
でも核エネルギーは、例えば遺伝子操作のようなものではありません。
「(キャラメル)一粒300m」のコピーのように、
私たちの体内でもよく似たことが起きています(放射能は出ませんが)。
現時点で原発がなくなれば、
結局は石炭や石油への依存度が増すだけでしょう。
炭酸ガスや硫黄酸化物を排出し、
将来に大きなツケを回すことになります。
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若狭湾沿岸には、敦賀の他に「美浜」「高浜」「大飯」の原発があります。
原発反対派の方々から見れば、
若狭湾は大危険地帯ということになります。
ちなみに、私は原発推進派ではありません。
どちらかと言えば、
大好きな若狭にこれだけ多くの原発があることに憂いを感じます。
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大量破壊を目的とした原子爆弾のプルトニウムの量と
原子力発電所のプルトニウムの量を比較したり、
日本の原発とチェルノブイリとを同じように語ることは間違いのようです。
日本の原発の事故で恐いのは、人のミスのようですね。
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敦賀発電所の近くにある「原子力館」というミュージアムに行ってみました。
原子力発電のイメージアップのために建てられたものでしょう。
原子力について学ぼうと思ったわけではなく、
「きっと発電所が見渡すことができるだろう」という魂胆からです。
(TOPの画像は「原子力館」から撮影しました♪)
敦賀半島の美しさを書くつもりが、原発の話になってしまいました。
「原子力館」のイメージアップ作戦にまんまと掛かったわけでも、
きれいなコンパニオンの笑顔に、気持ちがほだされたわけでもありません。
生まれて初めて原子力発電所をこの目で眺め、
遠く離れたこの場所で、私たちの生活を支えてくれている存在に
敬意を表する気持ちが湧いてきたのです。
※原子力館のきれいなコンパニオンはSIP(Seagulls In Port=港のかもめ)という愛称のおねぇさんたち。
「よろしかったら、私が館内をご案内させていただきましょうか」と、ステキな笑顔で迎えてくれました。
今回は
家内と一緒だったので泣く泣く
丁重にご辞退申し上げました。