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2008.05.31
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大山5r.jpg大 山

出雲へと向かう山陰道。

バックミラーに映る朝焼けの風景に、

私はそこが確かに神話の国であると感じたのでした。

不思議なもので、本や写真で見るよりも

その場所に立つことで感じる何かがきっとあるものです。

慌ただしく走り回った、たった1日の出雲の旅でしたが

意宇や杵築の空気を吸うだけで

多くの何かを感じることが出来たような気がします。

今回、出雲に行き

是非とも確かめたいことがありました。

私の個人的な妄想なのですが、そこに蘇我氏の痕跡がないかということを。

聖徳太子の時代、いち早く仏教を広めようとした蘇我馬子。

周囲の猛反発を受けながらも、彼が仏教を取り入れることに熱心だったのは

渡来系氏族であるがために氏神を持たず、

飛鳥時代の朝廷内で祭祀権がなかったからだとする説があります。

すなわち、仏教を国中に広めることにより

宗教の面でもイニシアチブを握ろうとしたというわけでしょうか。

しかし、大きな疑問があります。

仏教と出会うまで、蘇我氏は信仰を持たなかったのか。

占いで政治を動かしていたような時代に、それは考えにくいと思うのです。

渡来系氏族だから、氏神を持たないという説にも納得出来ません。

渡来系の代表格とも言える秦氏は、山背に多くの神社を残しています。

IMG_5107.jpg出雲大社

さらに、出雲と大和に関する疑問。

大国主命の幸魂・奇魂と言われる、大物主神。

その大物主神は、出雲系の神でありながら

大和の三輪山にすんなりと祀られています。

しかし、天皇家の祖神である天照大神は大和の地に鎮まることが出来ず

数十年間も各地を転々とし、それらの場所が「元伊勢」として今に伝わっています。

IMG_4667.jpg丹後国一之宮 元伊勢・籠神社(宮津市)

天照大神は結局、大和から遠く離れた伊勢に鎮座することに。

出雲系の神が大和の最も重要な山に祀られ、

天皇家の天照大神が大和から離れて祀られることも不思議でした。

今回の出雲の旅で、それらの疑問に

少しだけ回答のヒントが与えられたような気がします。

古代史仲間の盟友、素盞嗚さんは(「素盞嗚さん」=HNです)

蘇我氏は九州王朝の実力者で、「磐井の乱」(素盞嗚氏曰くは「継体の乱」)後

天皇家を監視する役目で大和にやって来たと考えています。


私もその考えに異論はありません。

だとすれば、蘇我氏と出雲はつながらないのですが

あくまでも「妄想」です。

ちょうど素盞嗚さんも多忙なのか、ブログの更新が途絶えて姿が見えません。

このスキに、蘇我氏の妄想でしばし戯れたいと思います

                                         つづく






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Last updated  2008.05.31 12:11:34
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Re:古代史妄想 1(05/31)  
小犬のロン  さん
本源に留まる事が出来ずに流離うことは、当たり前のことのようにも思います。
だって、同じところに長く居過ぎたら、退屈になってしまうもの。
…このような皮膚感覚で神を語って良いものかどうかわかりませんが。
日本人は、流離うことを厭わない民族かも知れません。
おもかげとうつろいの国、日本なのですから。

私事ですが、わたしも備前から、東へ、東へ、と流離って今に至ります。
Pさん、伊勢を勉強するなら、やはり、地元の本居宣長でしょう。
(2008.05.31 12:43:51)

ロン兄貴へ  
ple-plus  さん
本居宣長。
偉大な国学者であり、日本神道に関しても卓見だと思います。
しかし、江戸時代の学者ゆえ限界もあったように思います。
突出した人物には功罪ありと言われますが、本居宣長の「罪」は「倭」を「ヤマト」と読んだことにあるような気がします。
大和(古事記では夜麻登・夜麻苔)と倭は違う国と解釈するべきだと思ったりします。
どうでもいいことですが
「さーすらおーーぉー♪」
奥田民生のあの歌、大好きです。 (2008.05.31 15:09:17)

Re:古代史妄想 1(05/31)  
jasmintea7  さん
蘇我氏が何故仏教を広めたのか?これは私的には大きな疑問です。
(あまり歴史の解釈本とか読まないので他の歴史学者や書き手さん達の説は知りません)
仏教を広めた蘇我の功績を日本書紀では堂々と残している。日本書紀の性格上これは違和感を感じています。

私達の歴史観って先人達の歴史観に左右されますよね。戦国時代の話が江戸時代の小説家によって脚色されたように古代もかなり脚色されていてそれが蘇我氏をわからなくしている気がします。
古代史妄想1ですからこれから2・34まで続きます??楽しみにしています。
(2008.05.31 19:39:27)

jasminteaさんへ  
ple-plus  さん
一気に書くつもりでしたが、自分の世界に浸ってしまい(笑)サワリしか書けてません。
一番のテーマ、蘇我氏と出雲についての疑問も一言も書いていません。
何回か続けて書くことになると思います。
「妄想」ですので、ツッコミはお手柔らかに(^^;) (2008.05.31 21:05:03)

Re:古代史妄想 1(05/31)  
『大物主神は、出雲系の神でありながら大和の三輪山にすんなりと祀られています。

しかし、天皇家の祖神である天照大神は大和の地に鎮まることが出来ず数十年間も各地を転々とし、それらの場所が「元伊勢」として今に伝わっています』

そう言われてみれば不思議ですよね。
意外と盲点かもしれませんね。

面白いですね。
pleさんのお話は引き込まれますね。
ますます古代史への興味が湧いてきました。
毎回のブログ更新楽しみにしています。
(2008.06.05 12:02:32)

レーナマリアさん へ  
ple-plus  さん
ありがとうごじます♪
今回は、反応が少なくてマニアックかつ妄想が過ぎたかなと思ってました。
蘇我氏の妄想を書いてから、出雲系の神と大和の話題に行きます。 (2008.06.05 20:43:21)

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