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September 19, 2014
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カテゴリ: 教授の雑感
 300年に一度あるかないかの民主主義の大決断、そして今後100年は影響が残る、と言われたスコットランド独立可否の国民投票が昨日行なわれまして。で、折しも、昨夜のロンドンは雷鳴轟く嵐となり、まさに国を二分するかどうかの世紀の判断の行方を見守るにはうってつけの演出だったという。

 で、昨夜10時から開票が始まると、テレビ局ではいわゆる識者を呼んでの討論も含め、特集番組が目白押し。

 が!

 日本の選挙特番と違って、開票速報が出ないんだ、これが! 日本だと、「開票率0%で○○候補当確」とか出るじゃないですか。開票率が0%でどうして当確なんだ、という疑問はさておき、とにかくそのぐらい素早い。それに比べてこちらの開票結果発表の遅い事、遅い事。

 で、結局、朝になって結果を知ったわけですが、それは皆さんもご存知の通り、大山鳴動して結局「NO」派の勝利。イギリス連邦の現状は維持されることとなりました。

 まあ、もしスコットランド独立となったら、スコットランドにある油田はスコットランドのものになるのか、イギリスの銀行のスコットランド支店はどうなるのか、年金はどうなるのか、とか、色々不安材料があったので、そういう不安の方が、独立したらきっといいことが起るんじゃないの?という楽観的観測を凌駕した、ということなんですな。特に、高年齢層の票と女性票が「NO」に流れたことで、若年層の「YES」票を上回ったというのですから、不確定な希望に期待するより、確実な不安を排除する方がいい、という考え方が勝った、ということでしょう。

 それにしても投票率が所によっては97%とか、ほぼ全員が投票したんじゃないか、というような投票率で、しかも「YES」派が44%位あったわけですから、「NO」派が勝った、良かった、良かった、とばかりは言っていられないでしょう。住民の半数近くが、現状に何らかの不満があるということですからね。そこは、アフターケアをしないと。

 今回のロンドン滞在では、しばしば街中でスコットランドの民族衣装を着ている男性を見かけ、これもこの時期、スコットランド人の誇りを示す個人的な示威行動ではないかと思いましたが、やはりどこの国にとっても、民族問題というのは非常に難しいものでしょうね。





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Last updated  September 20, 2014 03:13:48 AM
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Comments

釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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