教授のおすすめ!セレクトショップ

教授のおすすめ!セレクトショップ

PR

Profile

釈迦楽

釈迦楽

Keyword Search

▼キーワード検索

Shopping List

お買いものレビューがまだ書かれていません。
October 24, 2014
XML
カテゴリ: 教授の読書日記
 面白い話が舞い込んできました。文庫本にまつわる鼎談への参加のお誘いです。

 文庫本というのは、これまで数えきれぬほど何度も座談会などのテーマになってきたわけですが、今年は新潮文庫誕生百周年なんてこともあって、文庫本を論じるということがあちこちで行われている。その流れで、私のところにも鼎談のお誘いがきたわけ。

 まあ、日本の文庫本だけを論じていたのでは限界があるので、アメリカの文庫本であるペーパーバックについての話題を提供してほしいということらしく、この分野に強い私が選ばれたのかなと。

 で、鼎談のメンバーには『古くさいぞ私は』とか『慶応三年生まれ七人の旋毛曲り』、あるいは『文庫本福袋』などの著作で知られる坪内祐三さんもいらして、私なんぞ最初のひと吹きで吹き飛ばされそうですが、それもまた一つの体験ですから、この仕事、勉強と思ってお引き受けすることにしました。


 それにしても「文庫本」といえば、私も色々思い出がありまして。

 一番最初に文庫本なるものを完読したのは、小学校5年生の時。文字がぎっしりつまっていて、大人が読む物だとばかり思っていた文庫本を読み切った(しかもそれは上下二巻の文庫本でした)のが自信となり、以後、文庫本を読破するのが趣味となったのでした。その点では、同級生よりも少しだけ早く、豊かな文庫の世界に入ったんじゃないでしょうか。自分の部屋の書棚に少しずつ文庫が増えて行くのが、何とも言えず嬉しかったのをよく覚えています。

 私は子供の頃から「外国かぶれ」みたいなところがあって、日本の小説よりも翻訳小説を沢山読みましたが、子供の頃にそういうものをやたらに読んだことが、結局、外国文学の研究という道に私を進ませることになったのですから、ある意味、私は文庫本に人生を決められたようなところもある。

 まあ、鼎談では、そんなことも話せればなあと思っております。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  October 24, 2014 10:51:13 PM
コメントを書く
[教授の読書日記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Comments

釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: