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January 6, 2019
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カテゴリ: 教授の読書日記
今日、お昼ご飯を用意していた家内が、鼻歌を歌いながら「サイモン&ガーファンクルのこの歌、何ていうタイトルだっけ?」と言い出しまして。

 ま、結果、「Homeward Bound」だったのですが。

 そんなこともあって、お昼ご飯はアップル・ミュージックでサイモン&ガーファンクルの曲をあれこれかけながらのものとなったのでした。

 で、BGMとして聴くともなく聴いているうちに、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』の読後感というか、読んでいる時の印象は、サイモン&ガーファンクルの歌の印象に近いのではないかと思い始めたんです。サイモン&ガーファンクルというと、あの有名なセントラルパーク・コンサートのことも頭にあって、いかにもNYの街の雰囲気があるじゃない?

 あと、サイモン&ガーファンクルと言えば、映画『卒業』のイメージが強烈にある。

 『卒業』の主人公のベンジャミンは、一流大学を卒業しながら、そこから先の進路に迷って迷走中でしょ。で、彼の陥っている「出たはいいけど、行き先がない」という状況は、ある意味、ペンシー校を退学になったホールデンとおんなじだ。

 で、その行先のなさ、落ち着き先のなさの揚句、ベンジャミンは様々な愚行(サリンジャー作品に対して向けられた「ドン・キホーテ風の身振り」と言い換えてもいい)を犯すわけだけれども、それは大人から見て愚行なだけで、同世代の人間からしたら真剣なアクションなわけですよ。ただ、じゃあその真剣なアクションが何か実を結ぶのかといったら、それは自信がないし、分からないとしか言えない。

 それもさあ、『ライ麦畑』っぽくない? だから、『卒業』の背後に流れるサイモン&ガーファンクルの曲は、『ライ麦畑』にもそのまま当てはまる、みたいな・・・。

 っていうか、「Homeward Bound」の歌詞そのものも、まるで『ライ麦畑でつかまえて』のためにあると言っても過言じゃないような気がしない? その場合、「homeward」というのは、NYにある実家のことのようでもあり、あるいはホールデンが夢想する「西部にある、誰も自分のことを知らない町」のようでもあり、あるいは子供たちが夢中で遊んでいるライ麦畑のことでもあるようであり・・・。




I'm sittin' in the railway station

Got a ticket for my destination, mmm

On a tour of one night stands

My suitcase and guitar in hand

And every stop is neatly planned

For a poet and a one-man band

Homeward Bound, I wish I was

Homeward Bound

Home, where my thought's escaping

Home, where my music's playing

Home, where my love lies waiting

Silently for me

Every day's an endless stream

Of cigarettes and magazines

And each town looks the same to me

The movies and the factories

And every stranger's face I see

Reminds me that I long to be

Homeward Bound, I wish I was

Homeward Bound

Home, where my thought's escaping

Home, where my music's playing

Home, where my love lies waiting

Silently for me

Tonight I'll sing my songs again

I'll play the game and pretend

But all my words come back to me

In shades of mediocrity

Like emptiness in harmony

I need someone to comfort me

Homeward Bound, I wish I was

Homeward Bound

Home, where my thought's escaping

Home, where my music's playing

Home, where my love lies waiting

Silently for me

Silently for me



 ま、そんなことを漠然と考えていた次第。





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Last updated  January 6, 2019 02:35:29 PM
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釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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