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June 4, 2019
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カテゴリ: 教授の読書日記
ホント、我ながら不明を恥じるんだけど、つい最近になってエドワード・ゴーリーという絵本作家のことを知りまして。

 で、ちょい調べてみると、これがまたなかなか面白そうな人なのね。

 絵本作家なのに、とにかくその作風が怖い。それも、直接的に脅かしてくるようなコワサではなく、何だかよく分からないけどゾッとさせられるみたいなね。

 例えば、


【中古】単行本(実用) ≪児童書・絵本≫ ギャシュリークラムのちびっ子たち / エドワード・ゴーリー/エドワード・ゴーリー【中古】afb

 この本とか。これ、26人のちびっ子たちがアルファべティカルに1人ずつ色々な死に方で死んでいくっていう話なのね。

 あと、


おぞましい二人/エドワード・ゴーリー/柴田元幸

 そのタイトルからしておぞましいこの絵本、実在した男女ペアの殺人鬼をモデルにして、その殺人鬼がどういう風に育って、どういう風に人殺しに手を染めだしたかを描いた絵本らしい。

 そもそも絵本のくせに、死ぬ/殺す話ってどうなの?っていうね。

 あと、


うろんな客/エドワード・ゴーリー/柴田元幸

 は、動物なんだか何なのだかよく分からない獣が、ある日、ある家庭にやってきて、居着いてしまう、という話でね。

 で、その獣は本当に好き勝手な、とても迷惑なことをその家族に対してするのだけど、その家族はその獣を追い出すでもなく、そのままにしているのね。17年間も・・・。

 ただそれだけの話なんだけど、ゾッとするじゃん?

 で、思うのだけど、この獣ってのは、結局、「skeleton in the closet」の象徴なのではないかと。どの家庭にも、表に出せない困った奴が居て、しかしその家の中ではそれが日常になってしまっている状態。だから、客観的に見ればトンデモない状況なのに、もう、どうにも身動きできないという。それがゴーリーのいう「うろんな客」なのではないかと。

 もうちょい具体的に言えば、例えば、叔父叔母に引き取られたものの引きこもりになってしまったあいつとか、事務次官まで上り詰めた人の息子のあいつとか。ああいうのがひょっとして「うろんな客」なのではないかと。

 コワッ!



 ちなみに、最近、こんなムックが出たようなので、私も買っちゃおうかな!



MOE特別編集 エドワード・ゴーリーの優雅な秘密 (白泉社ムック) / MOE編集部 【ムック】





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Last updated  June 4, 2019 10:06:34 PM
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Comments

釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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