りぶらりだいあり

りぶらりだいあり

PR

×

Profile

りぶらり

りぶらり

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

'Ageing is not a de… New! 恵子421さん

本とバッグ なすび0901さん

読書とジャンプ むらきかずはさん
片手に吊革・片手に… もりのゆきさん
From おおさか mayu0208さん

Calendar

Comments

おきま@ Re:「PRIDE 池袋ウェストゲートパークX」石田衣良を読んだ(07/30) 約32年前に池袋のウェイターに騙されて風…
深青6205 @ Re:「恩讐の鎮魂曲」中山七里を読んだ(08/16) こんにちは。御子柴シリーズはお気に入り…
りぶらり @ Re:「我が家のヒミツ」奥田英朗を読んだ(06/18) なすびさん,お久しぶりです。僕が本を買…
なすび0901 @ Re:「我が家のヒミツ」奥田英朗を読んだ(06/18) 好きな作家の一人 図書館で借りないでア…
2004.12.04
XML
カテゴリ: わくわく児童文学
「ぼくの・稲荷山戦記」につづき,日本の古代神話のモチーフを使って作品を書いているたつみや章の初期作品を読んだ。

○ストーリー「夜の神話」
僕は引っ越した田舎の村の暮らしがなじめない。ひょんなことから「お方さま」のまんじゅうを食べた僕は,神様が見えるようになり,あらゆる生き物の言葉が聞こえるようになる。そして父親の勤める発電所の大事故を抑えるために大奮闘をするのだった。

○ストーリー「水の伝説」
僕は学校に行かないようになり,田舎の別の学校に行くようになった。雨のため,暮らしている家の持っている森が山崩れを起こしてしまう。かっぱの助けを借りて,僕は神様に雨を止めるようにお願いに行くのだが,そこで知ったのは意外な事実だった。

---------------------------

「稲荷山戦記」と同じように,現代のフツーの小学生がちょっとしたきっかけで,あやかし,そして神様に出会い,現代に起きている問題について考えるようになる,というパターンの物語だ。

そういう意味では,作品世界が完結している「ハイ・ファンタジー」ではないが,神様たちの設定をかなり統一することで,物語の奥行きを出すことに成功している。

例えば,同じ神様でも「天」と「海・地」で系統が異なる。その中でも位(ランク)がいろいろある,ということをサラッと言葉遣いなどで示しておくことで,「あ,この他にもいろんな神様がいるんだろうな」と想像させてくれる。



さて物語の方であるが,「稲荷山戦記」同様に,環境保護と生活の営みの両立の難しさがクライマックスに描かれている。「稲荷山」では土地開発,「夜の神話」では原子力発電,「水の伝説」では森林開発・治水である。

もちろん物語とは密接にからまっているのだが,こう続けて同じことをやられると,ちょっと食傷気味になる。

最初の「稲荷山」では,”本当に勝ったのは誰なんだろう”という意外性があり,またそこに考えさせるものがあった。今回の2作では一応の問題解決が見られているけど,ちょっとイージーな印象だった。それが3年後も大丈夫なの?って疑問を持ってしまった。

---------------------------

最もこーゆーことを考えるのは,僕が心がにごったオトナだからかも知れない。決してたつみや章の作品は偏った内容では無いので,なにも考えていない(ってこれが既にすげー偏見だったりするのだが)コドモに環境について考えてもらうのには,とてもいいキッカケだと思う。

これで読書感想文を書くと,ほめてもらえそうな気がする。うん。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2004.12.04 10:36:07
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: