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2005.11.28
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PSのゲーム「ぼくのなつやすみ」みたいなほのぼのとしたムードのただよう作品を読んだ。

○ストーリー
小学生6年生の夏休みの始まる日、僕は”未来屋”と出会う。そしてその夏、僕たちは町の、神隠し伝説、消えた泥棒の話、人魚の財宝伝説を次々に解き明かすのだった。

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少年少女冒険小説の伝統にのっとり、表紙の見返しには主人公の少年の住む町の地図が載っている。これをたよりに読者も冒険を楽しむのだけれど、読み進むと、「あれどこにいるんだろう?」と迷ってしまうことが多い。

大きい町ではないので、駅とか学校とか神社とかがストーリーに出てきて、地図にも載っている。でも読んでいると、どうもストーリーでの位置関係と、地図上のそれが一致しない。

なんか画面がゆがんでいて、全体像が見えてこない。これは、そのままこの小説にあてはまるだろう。構成をしっかり作りこまないで、書いたなりに仕上げてしまったような、そんな印象だ。

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もっとも僕ら自身も小学校6年生の思い出や、当時住んでいた町の地図なんて、矛盾だらけのものしか作れないだろうから、そう言った思い出話として懐かしむ分には問題ないんだと思う。確かに、ノスタルジアは感じる作品だ。



”未来屋”は、この作者の別のシリーズの探偵のように、大人なのに子供っぽくて、非現実的なほどひょうひょうとしたキャラクターだ。それやこれやで、なんとなく全体が薄っぺらく感じられてしまう。

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新しい赤川次郎を目指したいならば、このレベルでもいいと思うけど、最近の小中学生とかって、これじゃ満足してくれないと思うんだよなあ。

ちょっと島田荘司の直後なので、余計カラクチになってしまった感はあるけど、ちょっとね。子供向けってことで手抜きしてない?





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Last updated  2005.11.28 10:37:40
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