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2006.01.19
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”理系ミステリー”で有名な森博嗣のデビュー作を読んだ。

○ストーリー
「すべてがFになる」謎の言葉を残して,天才女性科学者・真賀田博士が殺された。彼女は15年間の間,孤島の中の,ハイテク研究所の中の,地下の個室にたった1人で住んでおり,誰とも連絡を取れないはずだった。たまたまゼミの旅行で島を訪れていた,犀川教授と西之園萌絵のS&Mコンビがこの事件に挑む。天才対天才の対決が展開する。

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とうとう読み始めてしまった・・・という感のある森博嗣だ。”理系”の名に恥じず,さすがに技術的には時代遅れになっている部分はあるけど,登場人物たちの考え方や,技術とトリックの融合がすばらしい。

「パラサイト・イブ」の瀬名秀明も同じような紹介のされ方をしていたが,技術的な部分はともかく,向こうの人間の描き方は80年代のアニメのように情緒的で,ひじょうに落胆した覚えがある。

あのようなべたべたしたところがないと,日本では”人間が描けていない”と評されるのかも知れないが,僕から見れば「すべてがFになる」の犀川も萌絵も,じゅうぶんきちんと描かれていた。「別に1人でいいや」ってドライな感覚が,”ぎくしゃくしている”って思われちゃうのかな?

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読んでいて,いろんな舞台設定が西尾維新の「クビクリサイクル」に似ているなあ,と思った。天才を集めた孤島で起きる,残虐な殺人。そして犯人は・・・同じような設定で,西尾維新は完璧に文科系キャラの”戯言遣い・いーちゃん”を主人公に据えているのも,ちょっと興味深い。



”理系””研究””学会”ってことばに憧れる少年たちにもアピールすると思う。出身者としては・・・「確かにいいところだぞ!」と言っておこう。





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Last updated  2006.01.20 09:00:41
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