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2007.02.21
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カテゴリ: わくわく児童文学
「かみさま3部作」のたつみや章作品を久しぶりに読んだ。

○ストーリー
大洪水の翌日,3年生の太郎は川からカッパの子どもを拾う。カッパを「じっぽ」と名付け,太郎はこっそりと飼い始めるが,おなかの減ったじっぽはお母さんのグッピーや,学校の金魚を食べてしまう。トラブル続きでイヤになり,太郎はじっぽを教頭先生に渡してしまうのだが,さらに先生はじっぽを大学の研究室に渡してしまった。太郎はじっぽを取り返すために,夜の大学に忍び込むのだが?

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小学生がカッパを拾い,こっそり飼う,そしてあちこちでトラブルを起こしてしまい,と,そのままだとコメディドラマ風だ。親に隠れて動物を拾ってきたり,夜の学校にびくびくしたり,自転車で遠出して迷子になったり,と小学生向けの作品らしいドキドキもいっぱいだ。

けれど,さすがは”隠れ社会派”のたつみや章だ。この短い作品の中で,太郎の飼い犬への関わり方,自然破壊への問題定義をきちんと行なっている。親子で仲良く川をさかのぼるシーンは,素敵なクライマックスシーンだ。

広瀬弦の挿し絵は,ペンタッチが固めでキャラクターに特徴があり,当初はびっくりしたけど,慣れてくるとストーリーとよくマッチしているように感じる。

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「月神シリーズ」も素晴らしいと思うが,こうしたライトなたつみや章もいいと思った。







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Last updated  2007.02.24 11:19:11
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