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2007.07.06
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カテゴリ: びしびし本格推理
森博嗣の「Gシリーズ」も順調に進み,第3作を読んだ。

○ストーリー
加賀谷,山吹,海月の3人は,資料調査のアルバイトで,山中に孤立した屋敷で一晩を過ごす。屋敷の主人は超能力者ということで,加賀谷たちにもその能力の一部を披露してくれる。夜になり予想外の嵐が訪れ,屋敷から出られなくなった時,密室の中で主人が死んでいるのが発見される。果たして殺人者は,屋敷の中にまだいるのだろうか?加賀谷たちは事件を解決できるのか?

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いまだにシリーズとしてのパターンが読めない「Gシリーズ」だが,この作品でもその傾向は顕著だった。学生3人組が,期せずして事件に巻き込まれ,加賀谷と山吹が推理合戦をするのだが,最終的には海月が謎を解く,というパターンは確かにある。だがその周辺を,萌絵,犀川,国枝と,「S&Mシリーズ」の主人公たちがウロウロするため,どうしても新しい3人の影が薄い。

このシリーズの探偵担当らしい海月にしても,ほとんど社会性がゼロの性格だし,毎回犀川や萌絵と比較をされるため,さほど”切れる”という印象がない。「Vシリーズ」では,主人公4人組が,それぞれ魅力的なところがあったし,4人が仲良いので,キャラクターノベルというレベルでも楽しめた。「Gシリーズ」での3人組は,加賀谷が社交的な以外は,今のところテンションが低くて,なんだか”お楽しみポイント”とでも言ったところが見つからないのだ。

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この作品は,冒頭に屋敷の平面図が記されているし,探偵助手のアルバイトをする,というシチュエーションもあり,「Vシリーズ」の最初の頃のようなパターンかと,わくわくした。ところが,結果は・・・うーん,またも突き放し攻撃か・・・

ひょっとして読者突き放しが,このシリーズのパターン?それはないよね?きっとしばらくすると,驚愕の枠組みが見えてくるんだよねえ。








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Last updated  2007.07.08 22:38:13
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