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2007.07.26
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技巧的かつ軽やか,という珍しい才能を備えた伊坂幸太郎のトリッキーな作品を読んだ。

○ストーリー
仕事を探し続けて悩む中年男性,不倫相手の妻を殺そうとしている女性,自殺した父親のことで悩みつつ神様の解体に立ち会う青年,話し好きの泥棒,それぞれの人生が触れ合い,重なり合った瞬間,見えてきたものとは?

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前回の感想でも述べたが,手馴れた脚本家が書いたような作品だ。この作品は,宮藤官九郎の作品のような,時間軸をずらしたテクニックが面白いのだが,ラストにもう1つ華がないため,やや拍子抜けに終わる。ほとんどトリックめいた技巧を駆使するのならば,それによって,最後になんらかのオドロキが待っていても良かったと思う。

他にも前作と比べて感じたのは,登場人物への思い入れの無さだ。複数の主人公が別々に行動する作品では,しょうがないことなのかも知れないのだけれど,主人公の何人かには過酷な運命が待ち構えていて,読み進めて感情移入した後にそれをやられると,かなりつらい気持ちにさせられる。

ただ間違いなく作品としての完成度は標準以上で,どうしても次の作品を読みたくなる。









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Last updated  2007.07.30 22:24:54
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