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2007.09.02
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森博嗣の「Gシリーズ」第5巻を読んだ。

○ストーリー
建設会社の最新研究所で4人の銃殺死体が発見された。発見された状態は密室で,死体のポケットには「λに歯がない」と記されたカードが入っていた。西之園萌絵は,赤柳探偵の情報を元に,犯人へと肉薄する。そしてとうとう・・・

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「S&Mシリーズ」のさらに初期の作品,「冷たい密室と博士たち」を思い出させるような状況設定だ。物理的にも,セキュリティデータ的にも密室のはずの大型実験棟で,複数の死体が発見される。容疑者とされる研究員たちは変人が多い。

萌絵と県警のオモテの捜査とは別に,赤柳探偵のウラの捜査が進み,その協力で事件は解決へと進む。萌絵は,森博嗣作品では珍しく,事件関係者の遺族に会いに行く。また赤柳の前には,ウラの世界から例の男女コンビが登場し,情報を提供する。

こうして書いていくといかにも本格ミステリ風なのだが,それは森博嗣の悪名高い「Gシリーズ」なので,例によって肝心なところ,つまり犯人の動機,一連の事件の背後に潜む謎,などは明らかにされない。

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とは言え,この第5巻は少しだけこれまでの作品より前進したように思う。



次に赤柳探偵による,公安そしてウラの世界の男女コンビへのコンタクトがあり,さまざまなグループが,「あの人」の関与を予測して動いていることが分かる。

そして理由はやや不明だが,萌絵がより積極的に事件解決に向けて動いてみせた。

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なんだか「Gシリーズ」と言うより「S&Mシリーズ第2期」という印象もあるが,シリーズのまとめに向けて,物語が動き始めたんじゃないか?という期待感がある。








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Last updated  2007.09.02 23:23:31
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