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2007.10.04
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スゴク変わった作品ばかりの森博嗣が書いた,「少し変わった」作品を読んだ。

○ストーリー
その料理屋は予約制で1人での来店しか受け付けない。それだけでなく,店の場所がビルの地下だったり,住宅だったり,毎回異なる。食事はたった1人でとることになるが,依頼をすると,お相伴の女性が付く。
主人公は,失踪した友人が言い残した店のことを思い出して,ここに通うようになる。そこでの静かな時間に,いつしか彼は・・・

-------------------

文藝春秋に連載された連作短編集で,挿画も”あずみ虫”だ。間違いなくこれまでの森博嗣とは作風が異なる。作品は淡々と進み,殺人も,ミステリも,車さえも出てこない。ただ毎回少し変わった女性と,静かに会食をする,という小説なのだ。

主人公が人嫌いの大学教授というのは,森博嗣の作品ではこれまでもあった設定だが,食事のシーンが延々と続くという展開はなかったと思う。しかもそのほとんどが,和食で箸を使って食べているのだ。毎回変わるという店も,料亭風だったり,茶室風だったりと落ち着いた雰囲気。とにかく,キラキラしているところがどこもない。

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もちろん,店の場所や料理の完成度は,どう考えても現実離れしている。でも主人公の視点を通じて注目されるのは,一緒に食事をする不思議な女性たちだ。彼女たちは毎回異なるのが,共通して食べ方が美しく,もの静かだ。



あと10年経って,森博嗣が「すばる」とかでも受け入れられるようになったら,この作品がターニングポイントとして注目されるんだろうか?








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Last updated  2007.10.07 19:59:10
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