りぶらりだいあり

りぶらりだいあり

PR

×

Profile

りぶらり

りぶらり

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

'Ageing is not a de… New! 恵子421さん

本とバッグ なすび0901さん

読書とジャンプ むらきかずはさん
片手に吊革・片手に… もりのゆきさん
From おおさか mayu0208さん

Calendar

Comments

おきま@ Re:「PRIDE 池袋ウェストゲートパークX」石田衣良を読んだ(07/30) 約32年前に池袋のウェイターに騙されて風…
深青6205 @ Re:「恩讐の鎮魂曲」中山七里を読んだ(08/16) こんにちは。御子柴シリーズはお気に入り…
りぶらり @ Re:「我が家のヒミツ」奥田英朗を読んだ(06/18) なすびさん,お久しぶりです。僕が本を買…
なすび0901 @ Re:「我が家のヒミツ」奥田英朗を読んだ(06/18) 好きな作家の一人 図書館で借りないでア…
2008.04.18
XML
カテゴリ: びしびし本格推理
新本格推理小説の父親・島田荘司のデビュー作を読んだ。

○ストーリー
40年前,画家が密室のアトリエで殺され,その後,彼の6人の娘が行方不明となり,それぞれ身体の一部を切り取られた姿で発見された。警察の懸命な捜査にも関わらず,犯人が誰であるかさえ分からなかった。この事件は「占星術殺人事件」と呼ばれ,40年の間,山ほどの素人探偵の追求を受け続けた。

そして現代,素人探偵の御手洗潔と友人の石岡は,「占星術殺人事件」の捜査の依頼を受ける。果たして,彼らは1週間の期限の間に,40年間の謎を解くことが出来るのだろうか?

-----------------

島田荘司のデビュー作にして,探偵・御手洗潔の初登場作品だ。1981年の作品だが,今年になって講談社ノベルズでも発刊された改訂完全版を読んだ。オリジナルとどれくらい違うのかは分からないが,少なくとも僕が読んだ完全版は,驚異的な殺人事件,試みては論破される推理の仮説,衝撃的な謎解き,叙情的な結末,と実にスムーズに新本格ミステリーを展開してくれて,表現や会話文も少しも気になるところはなかった。

新本格ムーブメントを起こした作品の1つとして見てみると,シャーロック・ホームズをこき下ろした直後に持ち上げてみたり,一方で旧家の家系図が出てきてみたりと,かなりかつてのミステリーの黄金時代を意識していることが分かる。その心意気のまま,ミステリーの流れが”社会派”から”本格派”へと,リバイバルを果たしたのだから,エライことだ。

-----------------

長い作品なので,事件も3つほど起きる。悪魔のようなトリックは,さすがにその中の1つにしか起きない。また残り2つの事件のうち1つについては,ちょっとナットクが行かない。それでも,とにかく1つのトリックにガツンとやられた。



-----------------

島田荘司はあまり読んでいないのだけど,有栖川有栖や綾辻行人などと比べて,重厚な雰囲気を持っているように感じる。新本格ミステリーの両エースでさえ,人の良さそうな,社会経験の無さそうな世界観しか持っておらず,それ以外の作家はもっと弱々しく自己憐憫が鼻につく人が多い。

島田荘司の作品からは,自分と社会の距離感がきちんと取れている,そんな作者の横顔がうかがえる気がする。これからゆっくりと読んで行きたい。











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.04.20 22:55:17
コメントを書く
[びしびし本格推理] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: