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2008.08.09
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カテゴリ: ばくばく冒険小説
「亡国のイージス」など軍事サスペンス小説で有名な福井晴敏のもうひとつの顔が,「機動戦士ガンダム」のファンということだ。それが高じて,なんとオフィシャル小説まで書いてしまった。

○ストーリー
UC0096年,工業衛星都市インダストリアル7に住む少年・バナージは,超一流企業・アナハイムの経営する工専に通いつつも,常に満たされないものを感じていた。だが,アルバイトの廃棄物処理に向かう時,空を横切る白い光を目にし,何かが変わる予感を感じる。そしてその日,バナージは空から落ちてきた少女を救い,冒険へと旅立つ。

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とにかく驚くのが,企画としての豪華さだ。執筆,キャラクター設定,技術設定など,それぞれに「この人に参加してもらいたい」と思わせる人々をきちんと選んでいる。スター選手を集めたチームみたいで,ビジネスとしてはちょっと鼻につく部分があるが,逆に言えばきちんとプロデュースされた企画ということなので,安心して読める。

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さて,現在5巻まで発刊されていて,まだ連載が続いている作品なので,あくまでも第1巻についての暫定的な感想だけを述べるように務める。

まずは福井晴敏が,自分の作風を抑え気味にして,ガンダムストーリーとしてのセオリーの中で物語を構成しようとしていることに感心した。主人公は諜報組織に鍛えられた青年ではないし,青年をサポートするダメ中年も登場しない。こうしたパターンで進めているため,主人公の少年バナージについては,もうひとつイメージが定まらない。

ただ言うまでも無く一線で活躍している作家の筆なので,文章も描写もしっかりしていて,スムーズに読むことができる。それでいて,物語がトントン拍子に行かず,1巻の最後で主人公が相変わらずの状態であるあたり,なかなかに気を持たせる。










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Last updated  2008.08.10 21:21:42
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