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2008.12.10
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終わったと噂されていた森博嗣の「Gシリーズ」で1年半ぶりに発表された新作だ。

○ストーリー
再びギリシア文字を共通項目にした事件が起き始める。事件に関連する企業の社員の死体を,発見してしまった恵美の前に現れる謎の女性の正体は?そして加賀谷のクラスメート・海月の決心とは?事件の背景にある組織を探る,刑事・近藤と探偵・赤柳に,危険がせまる。

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ハイテンションな「Z:Zokudamシリーズ」や「水柿助教授シリーズ」と比べると,驚くくらい淡々としている「Gシリーズ」だが,この作品はまだいくつか盛り上がる要素があったと言える。

大学を離れるという海月,それをきっかけにして自分の気持ちに気付いた恵美。真賀田四季の組織(と思われる)に襲われる赤柳。

だが,例によって悲しいことに,事件は起きるのだが,明確な解決がされない,犯人の動機なんて明かされない,という「Gシリーズ」のパターンは踏襲されている。登場人物のセリフを借りて「動機の解明なんて重要じゃない」という内容を述べてしまっている。森博嗣ファンとしては,言いたいことは分かるけど・・・なんとかならないのか?

いちおうかすかにミステリーの体裁だけは取っているだけに,余計タチが悪い。「四季シリーズ」みたいに,ミステリーとは別のフォーマットで展開すればいいと思うな。

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そのため「Gシリーズ」のレギュラーキャラクターたちの存在感は,限りなく小さくなってしまっている,というのは森博嗣ファンには有名な話だ。

その中で,唯一目立っていた海月だが,「Gシリーズ」から離れてしまうのだろうか?恵美に向かって,ちょっと変わったセリフを放ったので,素性が急に気になってしまう。

「もう動機なんて超越している」らしいこのシリーズの犯罪では,ミステリーとしては作品が成立しないので,なんとかキャラクター小説として10作目までがんばってもらいたい。

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さて,恵美たち以上に大活躍をしている印象の赤柳だが,この作品で1ヶ所「彼」と表現されている。ということは?男性?ということは,正体は・・・?










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Last updated  2008.12.13 11:33:05
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