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2009.06.03
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「夜は短し歩けよ乙女」の姉妹編である作品を読んだ。

○ストーリー
大学に入学してからの2年間を無為に過ごしたことを後悔した「私」は,悪友の小津との縁を断ち切り,”バラ色の学生生活”を目指して生活を変えようとする。だが過去に戻り,どんな選択をしても,どうしても同じ体験をしてしまう。無限に続く四畳半生活から抜け出すためのヒントとは?

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「夜は短し歩けよ乙女」とひじょうによく似ている。主人公は京都の大学生だが,口下手人付き合いが苦手なため,ろくに学校にも行かず汚い下宿でモンモンとしている。たまに天狗のような不思議な先輩・樋口と食事をし,幸せそうな学生たちを見つけてはイヂワルをする。

だがメルヘンの香りが強かった「夜は短し・・」に比べて,「四畳半」はリアルだ。主人公はもっと男クサくて欠点だらけだし,登場する女性もいい人だけど口が悪かったりする。

そう言う意味では,思いっ切り突き抜けていた「夜は短し・・」と違い,この作品はまだ中途半端なのかも知れない。

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この作品にはある仕掛けがあり,ほぼ同じ事柄が何回も起きる。通常そうした部分を描写する際には,別の人の視点で語ってみせたり,あるいはあっさりと省略することが多いようだ。けれども森見登美彦は,なんとほとんど同じ文章を再利用している。



甘ったるい「夜は短し・・」を選ぶか,男のバカさが泣ける「四畳半」を選ぶかは人によると思うが,京都の魅力はどちらも堪能できる。








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Last updated  2009.06.06 00:41:28
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